バーチャル、あるいは、オンライン。
名称は微妙に異なるものの、最近は、そんなマラソンレースばかりになってしまった。
日本でも、あらゆる大会がバーチャル化してしまっているが、その完走ハードルはかなり低い。
実施期間内の《累計》ラン記録を完走条件とする大会が多く、毎日コツコツ走っているだけで、自然に達成できてしまうからだ。
例えば、この「いわて盛岡シティマラソンオンライン」などは、10月1日~10月31日の1ヶ月間で、トータル42.195kmを走れば完走扱い。楽勝だ。
しかし…。
《バーチャル》ニューヨークシティマラソンは、違う。
僕は、今日、このレースを走ることに決めたものの、不安がいっぱいだった。
実施期間こそ、10月17日~11月1日で設定されているが、「1回のラン」で42.195kmを走り抜かないと、記録として認められないのだ。
しかも、信号やトイレなどでGPSウオッチを止めたりしても、《レース時間》は、加算されてしまう。
要は、「本番のレースと全く同じ条件で、タイムが計測される」と言うことだから、タイムを狙うのはかなり苦しい。
ということで、僕はタイムにこだわらず、とにかく《走り抜く》ことだけを目標に、気楽にゆったりのんびり走ることにした。
のんびり走るだけなら何とかなる…と思ったが、甘かった。
僕は、都内の一般道を中心に走ったため、信号ストップだらけ。そのたびにリズムを乱されるし、時間は刻々と経過していく。
30km以上走るのは、本当に久しぶりということもあって、後半はかなり足が重たくなった。
それでも、何とか…。
完走だ!
いくらペースを問わないとはいえ、ひとりフルマラソンは、なかなかどうして、やっぱりハードだなぁと痛感。
アプリでは、完走証も発行された。
いくら信号ストップが多かったとは言え、5時間は切りたかったところだけれど…叶わなかった。でも、完走は完走だ。
久しぶりのフルマラソンで、かなり疲れてしまったため、今日はレースレポートを書く気力がない。
稿を改めさせていただこう。
【追記】
ということで、書いたレースレポートがこれ。