餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

条件がゆるすぎる別大に、心がゆれまくる問題…。

スポンサーリンク

別府大分毎日マラソン。通称《別大》マラソン。

これは、僕にとって、とても大きな意味を持つ大会だ。

僕が走り始めたのは、今からちょうど10年前。

その頃は、僕もまだ(今よりは)若く、レースのたびに記録を伸ばしていた。

2012年の大田原マラソンで、念願だったサブ3.5を達成して以来、僕は、安定して3時間半を切れるようになった。

そして僕は、ランナーとしての夢だった、別大マラソンへの出場を果たす。

別大は、その参加資格として、《公認レースのグロスタイムで、最低でも、サブ3.5の記録が必要》という、ガチの厳しい大会。

僕にとって、それに出場できることは、至上の喜びだった。

2014年、初の別大。

この時に感じた、とびっきりの緊張感と感動は、今でも鮮明に思い出せる。

10Km通過時点では、関門締切1分前の通過で、本当にキツいレースだったけれど、快足ランナーたちに引っ張ってもらったおかげもあり、結果的には、当時の自己ベスト(グロスタイムで3時間24分)を達成できた。

この後、数年間にわたり、僕にとって、別大は年間最大の目標レースであり続ける。

別大という(僕にとっては)厳しいハードルがある故に、頑張ってこられたのだ。

別大出走時にいつも宿泊していた別府には、「湖月」という、超絶的に餃子の美味しい店があったので、その店を訪れることも、僕の大いなる目的となった。

2016年などは、レース前日にも、レース後にも訪れた程、僕はこの店の餃子を愛していた。

だから、出走資格がある限りは、ずっと出たい大会だったのだけれど…。

2017年。

僕は、別大40km関門を通過し、完走することはできたものの、3時間半を切ることができなかった。

《別大の出場資格を別大で獲る》サイクルが崩れてしまったのだ。

ここから、僕のマラソン人生が大きく変わる。

翌2018年の別大出場資格までは持っていたし、その後、はなももでグロス3.5を達成できたので、2019年も出場は可能だったが、結果的に、僕は、出場しなかった。

座骨神経痛の発症やら、加齢による衰えなどで、タイムは落ち行く一方。

サブ3.5どころか、サブ4さえも切れないレースが出てきたからだ。

そんな状態で、別大出場なんて、夢のまた夢。

ということで、もう、僕にとって、もう別大は縁がないものと思っていたら…。

f:id:ICHIZO:20201209014202j:plain

別府大分毎日マラソンリモート大会 | 別大チャレンジ2021

こんなレースが開催されることを知った。

昨日、別大の主催である毎日新聞社から、突然メールが送られてきたのだ。

今年、2021年の別大《マラソン》は中止になっているが、その代わり、オンラインで、別大《チャレンジ》が実施されるのだと言う。

既に、11月13日から募集が開始されており、12月15日が申込締切。

僕は、現在全国各地で開催されているオンラインマラソンに殆ど興味がないため、このレースについても、その存在を知らずにいた。

僕は、「オンライン大会とは言っても、別大なのだから、完走条件は厳しいのだろうなぁ…」と思いながら、その概要を確認して、衝撃。

  • 大会期間(2021(令和3)年1月30日(土)0:00~2月28日(日)23:59)中に累計42.195㌔以上を走破する指定距離走破方式。
  • 期間中、参加者は自分が好きな場所で好きな時間に、何回に分けても42.195㌔以上を走り切れば「完走」とします。

※タイムによる順位付けはいたしません。

 1ヶ月間のトータルランでフル距離以上を走ればいいだけ。タイムによる順位付けもなし。

一体何なんだ。このユルユルな完走条件は。

他のオンライン大会ではよくあるパターンだが、「あの」別大が…と思うと、ちょっと驚いた。

まぁ、別大は別大でも、マラソンではなく、チャレンジということなので、意味合いが違うのかもしれないけれど…。

このチャレンジ大会には、完走特典がついている。

開催期間中に「完走」された方の中から抽選で50人に「第70回別府大分毎日マラソン大会」(2022年2月6日Sun正午スタート予定)の優先出場権を進呈します。

完走者のうち50人には、2022年大会の優先出走権がプレゼントされるというのだ。

しかし、それだけで出走が確定するわけではない。

※ただし、第70回大会の参加資格(記録)の保持者しか利用できません。第70回大会の参加資格(記録)は未定で、2021年9月末までには発表します。ちなみに、第69回大会の参加資格は、過去2年以内に日本陸連公認コースでのフルマラソンで3時間30分以内の記録でした。

もちろん、別大マラソンの参加資格を有している必要があるから、僕がもしこの権利をもらっても、使うことができない。あまりに無念だ。*1

参加賞(記念品)は以下の通り。

  1. 参加者全員に大会公式Tシャツ、大会公式ナンバーカード(申し込み順の番号入り)
  2. 一般エントリーの完走者の中から抽選で200人に5,000円相当の大分県特産品
  3. 宿泊パックに申し込んだ完走者の中から抽選で100人に5,000円相当の大分県特産品
  4. 宿泊パックに申し込んだ方全員に、別大ロゴ入りオリジナルマスク

一般エントリー料は3,000円。

公式Tシャツやナンバーカードにはあまり惹かれないし、大分県特産品もどうせ当たらない(募集人数4,500人に対して200人なので、競争倍率22.5倍)ので、これだけならば、やっぱり見送りかなぁ…と思った。

が、宿泊パック(エントリー料込み13,000円)は、ちょっと魅力的だった。

別大ロゴ入りオリジナルマスクが貰えるのは魅力だし、宿泊パックの募集人数は500人なので、大分県特産品の競争倍率も5倍にとどまり、ちょっと希望が持てる。

そしてさらに、宿泊パックで別府に泊まれば、久しぶりに、あの、湖月の餃子を堪能できる!という魅力もある。

ということで…。

f:id:ICHIZO:20201209022156j:plain

昨晩からずっと、このボタンを押そうか押すまいか、心が揺れている。

うーん。

*1:「当たったら、猛烈に努力して権利をとればいいじゃないか」と思われるかもしれないが、コロナ禍でフルマラソンの開催が厳しい状況においては、そもそも、出場するレースがないのだ。


マラソン・ジョギングランキングへ