この夏。
僕は大目標だった北海道マラソンに向けて、灼熱の中を走り続けていた。
ロングランの練習不足で不安を抱えながらも、レース2週間前にハーフ距離を走れたことで、何とか光明が見えてきた気がしていた。
ロングランの翌日も普通に走れたので、ホッとしていたのだけれど、その後、腰痛を発症。
MRI検査の結果、またしても圧迫骨折をしていたことが判明し、僕は地獄に落ちた。
あぁ、この1年、北海道マラソンのためだけに頑張ってきたのになぁ…。
嘆いても、悔やんでも、痛みは消えない。
ドクターストップがかかり、ランニングは禁止。
不自由なコルセットを装着して生活することを余儀なくされてしまった。
無念だ。
ということで僕は、8月11日に発症した腰痛(結果的には骨折)を発症して以降、全く走れていない。
だから当然、9月のラン記録はゼロだ。
発症前の数ヶ月も、なんとか100kmを超えた程度という「ていたらく」ぶりではあったのだけれど、まさかこんなことになるとは思ってもみなかった。
本当に悲しい。
8月末、再度の圧迫骨折が発覚した時は、「もう、僕はランナーに戻れないかもしれない」とも思い、心が折れた。
しかし、そんな僕のモチベーションを支えてくれたのが、この朗報。
なんと、来年の東京マラソンに当選したのだ。
禍福はあざなえる縄のごとし。
人生、辛いことばかりじゃないんだなぁと思った。
走り出すことはできないけれど、身体を鈍らせることがないよう、僕は毎日歩き続けた。
我慢、我慢のウォーキングだ。
ここ1年間のアクティビティを、ランニングとウォーキングの合計距離で見ると…。
一応、ここ数ヶ月に迫るぐらいの距離は稼げている。
当然、走っているより歩いている方が時間がかかるので…。
アクティビティタイムとしては、この1年間でもっとも長いものとなった。
とりあえず「動き続ける」ことだけはできたのは収穫。
再び走り出せる日を夢見て、何とか歩き続けていこうと思う。



