餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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我慢が実った!「2020走り初め&初日の出ラン」in 横浜港

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折角の元日なので、屁理屈エントリーだけじゃなく、新年っぽいエントリーも書いてみよう。

アメリカなどは、これを書いている今もまだ2019年だったりするけれど、別に僕はアメリカにいるわけじゃないしw

僕の元日は、「走り初め」と「初日の出鑑賞」を兼ねて、横浜港ランが定番になっている。

大好きな「みなとみらいコース」を一通り走った後、大桟橋の上から初日の出を眺めるのだ。

元旦の横浜は、とても寒いのが難点だけれど、天気には恵まれることが多く、毎年、素晴らしい初日の出を眺めることができていた。

2017年と2018年は、とりわけ最高の天気で、初富士も見ることができた。

去年は、厚い雲がかかっていて心配したが、太陽はしっかり拝めたので、感動したことを思い出す。

今年は、去年以上に雲が厚く、かなり不安だったが、とりあえず僕は、暗闇の中を走りだした。

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山下公園から見た、大桟橋の遠景。

写真で見ると、それなりに綺麗には撮れていると思うが、僕は、震えながらこれを撮っていた。

何しろ、猛烈な海風が吹いていて、とても寒いのだ。ここ数年で、一番厳しい天候だったのではなかろうか。

僕は、一刻も早く、初日の出を拝んで帰りたかったが、まだ、日の出時刻までは1時間以上ある。

立ち止まると、寒さが身体に沁みるため、とりあえずは走り続けるしかない。

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赤レンガ倉庫。

写真で見ると、それなりに綺麗には撮れ(…以下同文w)

いやはや寒い、とにかく寒い。走り続けよう。

写真を撮るために止まるだけでもきついので、僕は、撮影を省略し、ひたすら走り続けた。

が。この場所だけは取り逃せない。

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日本丸とコスモクロック。

横浜港ランにおける、僕の定番撮影スポットだ。

いつしか、かなり空は明るくなってきており、夜明けが近い。急がなければ。

僕は、大桟橋に向けて足を速める。

橋の麓に辿り着いた頃、時刻は6時半を過ぎていた。今日、横浜の日の出時刻は6時50分なので、その、約20分前。

だいたい例年と同じような到着時刻だった。

しかし、例年と違っていたことがひとつ。

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なんと、橋の上に向かう道で、入場規制(?)がかかるところだったのである。

さながら、マラソン大会の関門だ。

僕は、ぎりぎり駆け込んで(だから写真もブレブレw)間に合ったけれど、僕のすぐ後ろにいた人たちは、ここを通ることができなくなっていた。

僕は、何とか胸をなでおろし、例年と同じような場所を確保することもできたが、そこでまた愕然とした。

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いやはや、とにかく厚い雲がかかっていたからだ。

レインボーブリッジのあたりは、若干切れ目も見られたが、太陽が昇る場所はここじゃない。

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この、寂しいビルの脇から昇ってくることになっており、その場所は、猛烈に厚い雲に阻まれていた。最悪だ。

そのため、日の出時刻である6時50分を過ぎ、5分経っても、10分経っても、まったく、太陽の姿を拝むことはできなかった。

そのうちに…。 

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初日の出の鑑賞を諦めて、帰る人が続出。

僕も、いったんは諦めて帰ろうかとも思った。

しっかり防寒をしてきた人たちがどんどん帰っていくというのに、なぜ僕は、ランニングスタイルで震えながら残っているのか。我ながら馬鹿らしくなってきた。

しかし…。

僕はやっぱり諦めきれなかった。

ランニングは、とにかく「我慢する」ことが大切なスポーツ。耐えることには慣れている。

雨が降っているわけでもあるまいし、ここまで耐えてきたのだから、きっとチャンスはある筈だ!

そう信じて、太陽がある筈の場所を凝視し続けていたところ、雲の切れ間が出現し…。

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見えた!ご来光だ!!

時刻は7時10分になろうとしていたが、待ち続けた甲斐があった。

いやぁ、嬉しい。本当に嬉しい。

やっぱり、人生我慢が大切なんだなぁと実感。今年はいい年になりそうだ。


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