餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

荒川河川敷・天体コラボレーションラン!

スポンサーリンク

夜の天空は、星たちの劇場だ。

ただ、肉眼で確認できるものは限られていて、それらが出てくる時間も毎日異なる。でも、だからこそ天体観察は面白い。

夜空において、最も大きく見える星は、月。

月は、《満ち欠け》という素晴らしい演出で、さらに心をときめかせてくれる。

下弦の月から新月に至るまでの期間は、夜明け前の天空に輝き、日ごとに欠けていく。

その切なさ、儚さを、僕は心から愛している。

だから、この期間の月は、大事な夜明け前ランの相棒なのだ。

今年、僕は、新年の走り初めで月に出会った。

f:id:ICHIZO:20190101051915j:plain

2019走り初め@横浜港 

この時は、月とともに金星も見られる筈だったのだけれど、厚い雲に阻まれて、見ることができなかった。

しかし、僕はそのリベンジを狙っていた。

この年始期間は、ずっと、月と金星、そして、木星とのコラボレーションが楽しめる筈だったからである。

今回、月が新月となるのは1月6日。

だから、その前日までは、明け方の空に月は確認できる、筈。

ということで、僕が選んだのは1月4日。

天候は、雲ひとつない快晴で、天体コラボを観察するには、申し分のない状況だった。

ただ、僕は、その観賞場所を選ぶ必要があった。

この日、東京における月の出は午前5:00。かなり遅い時刻だ。

日の出も、6:51と遅いが、6:00を過ぎるとだんだん明るくなってきてしまうから、月と天体のコラボレーションを堪能ならば、5:00からの1時間が勝負。

月の位置は低いため、ロードなどで撮影しようとすると、ビルの影などに隠れてしまう可能性があるし、街灯の映り込みもある。

こういう時に、最も頼りになる撮影場所がある。

そう、河川敷だ。

河川敷から空を見上げる場合、視界を遮るものがないし、街灯もない。まさに、夜明け前の天体コラボを見るには、もってこいの場所なのである。

ということで…。僕は、やおら荒川河川敷に繰り出すことにした。

もちろん、ただ空を撮影するだけではつまらないため、もちろん、ランニングスタイルで、だ。

午前5時。

荒川河川敷に佇んで、空を見上げると、僕の思惑通り、天体では、星たちのコラボレーションが展開されていた。

f:id:ICHIZO:20190105202857j:plain

有明月の近くには、木星が寄り添い、その上空には、明けの明星、金星。

この日はとても寒くて、手もかじかみまくっていたのだけれど、一瞬僕は、それを忘れて、シャッターを切り続けた。

3つの星たちに癒やされながら、しばらく走って行くと…。

f:id:ICHIZO:20190105204927j:plain

情景が、だんだん赤くなってきた。天空の主役交代が近づいている時刻だ。

明るくなるにつれ、木星は見えなくなり、次いで金星も、太陽の光に埋もれてしまう。

しかし、月だけはなんとか頑張っていて…。

f:id:ICHIZO:20190105205317j:plain

か弱い細さになりながらも、朝焼けとコラボレーションしている。

スカイツリーも美しく、まるで影絵のような情景。僕は、しばし見惚れてしまった。

ここからしばらく走って引き返し、のんびり走っていた頃、朝の主役が登場した。

f:id:ICHIZO:20190105205702j:plain

河川敷で迎える日の出。いやはや強烈な光だ。

ほんの1時間前まで、河川敷の道は、ヘッドライトをつけないと何も見えなかったというのに…。

f:id:ICHIZO:20190105205852j:plain

こんなに長い影を作ってくれたw

天体コラボをたっぷり楽しんだ後、朝の爽やかな日差しも堪能できる。

だから、河川敷の夜明けランは最高だ。

f:id:ICHIZO:20190105210153j:plain

天体観測手帳2019

天体観測手帳2019

 

 

 


マラソン・ジョギングランキングへ