「ランナーズ」の最新号が発売になった。
今月号の目玉特集は、毎年恒例の「フルマラソン1歳刻みランキング」だ。
これは、日本陸連公認コースを使用する対象大会(一部、RBSスポーツ財団基準に準拠、および海外大会を含む)における、1年間の完走記録を集計し、男女別1歳刻みでランキングするというもの。
例年、数十ページにわたる別冊付録がついて、年齢別のベスト100を発表する他、大会別・都道府県別の傾向なども分析している。
しかし、今月号には、別冊付録がついておらず、誌面の最後に特集として組み込まれた。
理由は簡単。ランキングの掲載対象者が激減したからだ。
それはそうだろう。
2020年版のランキングは、2020年4月~2021年3月が集計対象期間。言うまでもなくこの期間は、コロナ禍まっただ中であり、マラソン大会どころじゃなかった。
レースというレースが、軒並み中止に追い込まれたのは、記憶に新しいところだろう。(そして、今もまだその傾向は続いているのだけれど…。)
対象レースなんて、数えるほどしかなかったんじゃないか?と思ったが、意外にも、25大会もあった。
僕は、その内訳を見て納得。
25大会のうち、20大会は、「アールビーズ(ランナーズ発行元)スポーツ財団」が主催したトライアルマラソン(TM)イベント企画だった。
これらのトライアルマラソンは、参加者を数百人程度に絞ったもので、公園内をぐるぐる回るタイプのものが多く、いわゆる普通のマラソン大会とはちょっと趣が異なっている。
僕は、その存在を知ってはいたものの、単調そうなので興味が持てず、スルーしていた。
しかし…。
今回の集計結果を見てみると、1つぐらい参加しておけばよかったなぁ、と、少し後悔している。
2019ランキングとの比較表を見て、僕は愕然とした。
完走人数は、2019年度の約3.5%しかない。
サブスリー率が昨年より断然高く、23.5%もある!のは、福岡国際マラソン、びわ湖マラソンなどのエリート大会の占める割合が高いため。
年齢別の100位タイムは、昨年よりも断然遅くなっている。
50歳男性だと、2019年度はサブスリーの実績が必要だったのに、サブ3.5でもランクイン。
参考までに僕の年齢を確認してみると、なんと、サブ4でも100位内に入ることが可能だった。
僕は、例年このランキングにおいて、1,000位~1,500位あたりをうろちょろしているのが常だったが、2020年度のTMに参加していれば、100位に入るチャンスもあったんだなぁ…。
そう考えると、ちょっと悔しい。
最近、衰えが激しくなっているので、参加していたとしても、サブ4で走れたかどうか疑問は残るところなのだけれどw