昨晩帰宅すると、「ランナーズ」が届いていた。
今月は、ビニール封筒が、かなりの厚みになっていたため、いったい何だろうと思っていたら…。
本誌以外にも色々なものが封入されていた。
特別付録のランナーズダイアリー。
日清オイリオのMCT CHARGEゼリー PRO(試供品。3個も入っていたので嬉しい。)
そして…。
定期購読者特典の「ランナーズ」オリジナルカレンダーである。
僕は毎年、1月号に同封される、このオリジナルカレンダーを、とても気に入っていた。
月ごとに、国内外のレース写真が掲載されており、その臨場感に酔うことができるからだ。
例えば、今年の9月は、ベルリンマラソンの写真が掲載されていたので…
僕は、ベルリンマラソンの追憶と感動に浸ったことを思い出す。
今月、11月は、大阪マラソンの写真が掲載。
これもまた、2年前に走った大阪マラソンのレースが甦ってきて、胸が熱くなった。
だから、2021年のカレンダーには、どんなレースが掲載されるのか、とても楽しみだったのだ。
ただ、いざその表紙を見た時、僕は、大きな違和感を抱いた。
「レース写真じゃない!」「ランナーがいない!」と思ったのだ。
いや。
よく見ると、ランナーは、いた。
ここ。
石川県輪島市の海岸沿いを、ひとりのランナーが淡々と走っていたのだ。
そう。
今年の「ランナーズ」オリジナルカレンダーのテーマは、《日本を走ろう》ということで、日本各地を、ひとりのランナーが淡々と走る姿の写真を掲載する形式になっていた。
《日本を走ろう》は、もともと「ランナーズ」本誌で連載されていた企画。
ランナーたちの写真が溢れる同誌においては、渋い位置づけのものだった。
しかし、それが逆に今、脚光を浴びる展開になった。
現状、日本のみならず、世界中で、マラソン大会が中止、自粛に追い込まれている。
そう考えると、日本国内で淡々と走るランナーの写真は、今の時代に合ったものなのかもしれない。
ただ…。
2021年のカレンダーということを考えると、僕はやっぱり、レース写真で楽しませて欲しかった。
実際のマラソンレースが、以前のように復活するかどうかは、まだよくわからない。
でも、せめて、カレンダーの中では、レースの夢を見ていたかったんだけれどなぁ。
まぁ、これはこれで素晴らしい写真だと思うけれど…。