雨音で目が覚めた。
いつもの夜明け前。雨のウェンズデイだ。
大瀧詠一の名曲タイトルを思い出すが、そんな曲のイメージとは全く異なる、冬の、冷たい、雨。
夏場ならば、絶好のシャワーラン日和ということで、すぐに走り出すところなのだけれど、この時期の冷たい雨は、身体にちょっと響く。
未だ、起き上がると胃の周りが少し痛むし、昨晩は深夜までちょっとドタバタしたので、身体はなんだか疲れている。
今日は無理をしないことに決めた。休足日、だ。
大瀧詠一の「雨のウェンズデイ」は、超ベストセラーアルバム、A LONG VACATIONに収録されていて、シングル盤では未発売。
だから、この曲を聴くためには、アルバムを入手する必要がある…とは言えない。
今や、1曲単位で、簡単にダウンロード購入ができてしまうからだ。
いや、そもそも、YouTubeならば、現時点では*1無料で聞くこともできるのだから驚くばかり。
Web環境があれば、咄嗟に聞きたい曲が出てきた時、その1曲だけをあっという間に入手可能。
いや、可能どころか、それは、「何を今更」と、思われるぐらい当たり前のことになっているのだ。
いやぁ、時代は変わったなぁ…。
僕は、レコード盤で育った世代。レコードがCDになった時も驚いたが、今や、CD「盤」という言葉の響きも懐かしく感じてくる。
「盤」というメディアには、さまざまな価値(付録、特典など)を同梱して流通させることができるから、まだしばらくは残ると思う。
しかし、それは曲そのものの価値と別次元の話で、いつか、アナログとしてのCDメディアは消えていってしまう*2のかもしれないなぁ…。
そう考えると、少し、寂しくなった。