待望の、そして、念願のアップデートだった。
ついに、夢にまで見た日がやってきた。いったい、この日をどれだけ待っていたろう。
日本ローカルのトンデモ仕様だった「スクリーンショットを撮りたいだけなのに鳴るシャッター音」が消えるのだ。
これで、ようやく…
平気でシャッター音を鳴らす人たちに悩まされずに済む。
電車内でのスクリーンショット撮影には、Androidユーザーもいるのだろうけれど、僕の生活圏ではiPhoneユーザーが圧倒的に多い。
だから、これは本当に嬉しい。
さらに、iOS10以降悩まされていた「シャッター音の爆音化」も是正されているという。これを神アップデートと言わずして、なんと言おう。
リリース直後から、web界隈では話題になっていたけれど、いざインストールしてみるまで、「本当だろうか?」という思いが拭えなかった。
appleの場合、OSのアップデートには、バグが入っていることが多いから、僕は、リリース後、しばらく様子見をするのが常だった。
しかし、今回ばかりは待ってなどいられない。
昨日の昼、早速アップデートしていた職場の友人に、「変化」を実体験させてもらったことで、その思いは募るばかり。
ということで、昨晩、帰宅後に家のWi-Fi環境下でアップデート。
iOS史上に残るアップデートとして、心に刻んでおきたい、iOS10.2。
しかし、その案内には、スクリーンショットの無音化や、シャッター音の是正などについての言及はない。
リリース概要に続いて、延々と詳細説明があり…。
「TV」「絵文字」「写真」「メッセージ」「メール」「アクセシビリティ」などに関する細かい項目が並んでいたが、シャッター音やスクリーンショットに関する記載は、全くなかった
「写真」や「アクセシビリティ」のところには、当然含まれていていい、大きな、大きな改善だと思うのだけれどなぁ…。
結局、 「その他」のところまで読み進めても記載なし。
…と、ここで僕はようやく気がついた。
シャッター音問題については、【日本独自版のローカルアップデート】なので、Appleにおいて、修正という認識はないということなのだろう。
もともと、北米版のiPhoneでは、スクリーンショットで爆音が鳴ったりしなかったからだ。
しかし、リリース内容に記載されていようがいまいが、もはや関係ない。対応、改善されているという事実が重要だ。
ということで、友人に続くべく、僕も意気揚々とアップデートを進めた。
それは至ってスムーズで、ダウンロード、インストールを含めて、20分もかからず…。
ついに、アップデートが完了!!した。
このスクリーンショットを撮った時点では、なぜかシャッター音がしたのだけれど、その音はかなり小さくなっていたので、あの忌まわしい爆音が是正されたことを実感。
あとで気がついたのだけれど、OS更新したのに、スクリーンショットでシャッター音が鳴ってしまったのには、理由があった。
スクリーンショット撮影時、シャッター音を無音化するには、マナーモードに変える必要があったのだ。
音量ボタンを「消音」にするだけではダメ。
以前に比べると慎ましい音ではあるけれど、やっぱりスクリーンショット時にもシャッター音は鳴る。
しかし、マナーモードにスイッチを切り替えると…。
鳴らない!Bravo!Awesome!
このスクリーンショット画面は、ついに無音で撮影できた。いやはや嬉しい。本当に嬉しい。
僕は心から感動しているのだけれど、ほんの少しだけ不安もある。
今回の劇的な改善は、なぜか(?)突然、iOSのアップデート内容に含まれた。
ということは、突然また、シャッター爆音、スクリーンショット音が復活するのではないか…という不安だ。
前述の通り、iOSのアップデート内容一覧には含まれていない改善内容だけに、本当はバグなのではないか…?次のアップデートでは元に戻ってしまうのではないか…?という微かな思いがよぎる。
それが、僕の杞憂であることを、ただ、祈りたい。