立案者に喝采。
いやぁ、これは素晴らしい企画だ。
JAL派、赤組の僕としては、拍手を送らずにはいられない。先月、この企画が発表された時から、「粋なこと考えるなぁ…」と思っていたが、実際に、昨日12日から受付が開始されたので、早速試してみた。
- 「どこかにマイル」とは…?
- 往復6,000マイルで、日本の「どこか」に行ける!
- 行先はお楽しみ…でも、完全に謎というわけじゃない!
- JAL仲間の友人と一緒に旅行できる!
- 申込は簡単。だが…条件に注意。
- クリスマス・イブに、「どこか」に行ける!
- 候補地は 何度でも選び直せる!けれど…。
- まとめ?
「どこかにマイル」とは…?
JALのマイレージ会員向けサービス。
JAL搭乗や、買い物などで溜めたマイルを使って、JALで、羽田空港から日本の「どこか」に「参る」ことができるという企画だ。
Webページによると、以下3つのポイントがある。
往復6,000マイルで、日本の「どこか」に行ける!
通常、羽田発の往復航空券を得るためには、最低でも12,000マイル必要。
北海道や中四国、九州への旅だと15,000マイルかかるし、久米島・宮古・石垣といった離島だと20,000マイルもかかる。
それが、たったの6,000マイルで旅ができるのだ。
行先はお楽しみ…でも、完全に謎というわけじゃない!
予約の際に、JALから4つの候補が提案される。
その中の「どこか」が、行先ということになる。僕は、この提案方法が巧いと思った。完全に謎だと、「ちょっとなぁ…。」と思う人もいると思うからだ。
提案された4つの候補地、それぞれに思いを馳せつつ、かつ、当選のワクワク感も味わえる。素晴らしいじゃないか。
予約してしまうとその時点でマイルは引き落とされ、行き先の発表は3日以内。きっと、ドキドキの3日間になる筈。
JAL仲間の友人と一緒に旅行できる!
これは大きなポイントだ。
友人も6,000マイルを保有していることが条件にはなるけれど、赤組、JAL利用の旅仲間であれば、6,000マイルぐらいは持っている可能性が高い。
旅仲間たちと連れ立って「どこか」に旅ができるのは大きな魅力だと思う。
もちろん、通常の特典航空券同様、配偶者及び二親等以内の親族であれば、申込者本人のマイル引き落としで予約可能。
12,000マイルあれば、夫婦で「どこか」に行くこともできる。これも素敵なメリットだろう。
申込は簡単。だが…条件に注意。
検索、申込手続きは実に簡単。
JALの「どこかにマイル」Webサイトで、お申し込みボタンを押せば、すぐに日程と候補地の検索画面になる。
ただ、その条件には注意が必要。
この企画で申し込める航空券は限られていて、「往路ご搭乗日の1ヵ月前の00:00から、往路ご搭乗日の7日前の23:59まで」となっている。
今日の予約だと、12月20日から1月13日搭乗分までの予約しかできない。年末年始は対象除外日もある*1し、かなり利用範囲が狭くなる。
しかも、今の時期だと、旅先での宿泊先確保にも苦労する筈で、あまり、この企画向きのシーズンとは言えない。
この「どこかにマイル」がいつまで行われるのかは不明だけれど、個人的には、ちょっと落ち着いた春先などに、ふらっと予約してみるのがいいかなぁと思った。
とはいえ、どんなところに行けるのかちょっと気になったので、試してみた。
クリスマス・イブに、「どこか」に行ける!
年末年始は対象外だが、クリスマス・イブを含む来週末は予約が可能。
ということで、激戦になりそうな条件で予約検索してみた。
出発時間、到着時間は5つの時間帯から選択できる。
だから、今回は、クリスマス・イブの週末を目一杯使う計画で、24日の朝発、25日の夜帰り、大人2名で検索。
これだと、あまり良い条件の候補地は出てこないかもしれないなぁ、と思ったら…。
宇部、大分、鹿児島!
素晴らしいじゃないか。写真では、温泉地が紹介されていて、かなり魅力的。この時期は、暖かいところで温泉に浸かるのが最高だと思うからだ。
ただ、もう1カ所は…女満別。
サロマ湖100kmウルトラマラソンに毎年出ている僕としては、馴染みの空港ではあるけれど、この時期の寒さは…。
選択肢は4つされたものの、便がガラガラっぽい女満別に決まりそうな可能性が高く、となると、かなり悩ましくなった*2。
候補地は 何度でも選び直せる!けれど…。
この企画のいいところは、提案された候補地4つがしっくりこなければ、選び直すことができる点。
ということで、同じ条件で、何度も再検索してみた。
徳島、鹿児島、岡山…女満別。
高松、大分、岡山…そして女満別w
青森、宇部、高松、鹿児島。
このパターンだと、青森に決まりそうな予感。魅力的な場所だとは思うけれど、寒さが苦手な僕には、この時期はやっぱりちょっとつらい。
女満別、釧路、帯広、秋田!
おぉ、これはこれで素晴らしいラインナップ。冬が好き、寒さが好きという人にはたまらないのではなかろうか。
まとめ?
…ということで、色々再検索してみたけれど、なんとなくわかってきたことがある。
「どこか」候補としては4カ所が表示されるものの、(この時期としては)空いていそうな便を含んでいることが多く、結果的には、その便の穴埋めに使われる可能性が高い気がする。
JALも商売。たとえガラガラでも、決められた便は飛ばす必要がある。
ならば、少しでもマイルを消費してくれる乗客で埋めた方がいい。そう考えると、巧い企画だなぁと感服した。
ただ、ガラガラ便に乗せるというのは、あくまで僕の邪推であって、結果はあくまで予約してみないとわからない。
どんな場所に決まるにせよ、たった6,000マイルで往復旅行に出かけられるのは、乗客にとっても大きな魅力。
旅好きにはたまらない、ワクワク感のある素晴らしい企画だと思った。