餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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紛失BlackBerry Bold、帰還への道(その2 歓喜の後の唖然)

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承前
認証用の書類は、連絡した翌日である9月25日に届いていた。僕は、すぐさま必要事項を記入して返信。そして、成田空港警察の素早い対応に感謝した。
この対応であれば、9月末には現物が受け取れるんじゃないか…と思っていたのだけれど、なかなか肝心のブツが届かなかった。僕の書類はとっくに届いている筈なのに、なぜだろう。週後半には、かなり気を揉んできて、警察に状況を問い合わせようかどうか迷った。できれば来週まで持ち越して欲しくないと思ったからだ。そもそも、忘れられているのではないかという心配もあった。そんなことではたまらない。
しかし、僕は寸前で思いとどまった。まだ1週間もたっていないのに、督促などしたら、担当者に気を悪くされるかもしれない。本来は、警察署へ受け取りにいくのが原則。それを特別対応していただいているわけだから、ある程度時間は必要なのだろう。きっとそうだ。そうに違いない。もう、BlackBerry Boldの現物は発見されているのだから、ここは気長にゆったりと待とう、別に来週でもいいじゃないか。
そう思って帰宅した金曜の深夜。成田空港警察からの不在通知が届いていた。まさに、待てば海路の日和ありだ。
ということで、早速再配達を指示。そして週末、ついにBBBの奪還に成功したのだけれど、再配達に来た佐川急便から現物を受け取った瞬間、若干の衝撃が僕を襲った。

なんと定型封筒による配送であり、異常とも言えるほど軽かったからだ。
空港警察からは、、電話で配送を依頼した際、輸送中の破損事故は補償できないと強く念を押された。認証用の書類にも「搬送中の事故等による責任は貴署には問いません」との但し書きを自筆で書かされた。
送ってもらうだけでありがたい、それを忘れちゃいけない、と思いながらも、でも、精密機器である携帯電話の配送に、これはないんじゃないかと思った。送り状への「われもの」印は当然のこととして、それなりの梱包はしてくれるものと信じていたからだ。しかし、実際は違った。封筒の大きさと軽さから考えて、本体だけを突っ込んだだけではないかとまで思えてきた。折角戻って来たとはいえ、いざ開けてみると本体が損壊して起動しない、などという状態だったら目も当てられない。
ということで、ビクビクしながら封筒を開いてみると…。

緩衝材が巻かれていた。
流石に、封筒内に直接本体そのものを投げ込むといったような、杜撰な対応ではなかったようだ。外装が箱ではなかったということに不安は残るものの、これならば、最悪の事態は逃れているだろう。そう信じて僕は緩衝材を解いた。

ついに、感動の対面だ。
約1ヶ月ぶりに帰ってきた僕のBBBに、僕は歓喜した。同型の代替機を入手していたとはいえ、やはり、1度失った端末が戻ってくると云うのは、やはり嬉しい。ポケットリングも装着されたままだった。特に大きな損傷も見られない。

裏面。これも全く問題なかった。失った時の状態、そのままだ。
しかし、これで全く安心というわけにはいかなかった。起動テストを行う前に、どうしても確かめておきたいことがあった。最初に宅配業者から受け取って以来、なんとなく感じていた違和感の原因が判明したと思ったからだ。悪い予感を感じながら、僕は裏カバーを開いてみると、やはり…。

バッテリが入っていなかった。
受け取って以降、ずっと感じていた違和感、「軽さ」の原因はこれだった。まさか、バッテリが抜かれているとは。本当に驚いた。BBBはNYからの出発直前まで使い続けていたし、そもそもバッテリ無しの運用などあり得ない。いったいどういうことなんだ、これは。
警察署で抜き取る筈はないから、これはきっと、拾得された瞬間から入っていなかったということなのだろう。しかし、なぜバッテリだけ無くなっているのだ。僕はそれが不思議でならなかった。バッテリ自体は、今後また買えばいいので、絶望的な気持ちにはならなかったけれど、とにかく唖然としてしまった。
そもそも僕のBBBは、いったいどういう状況で拾得されたものなのか、俄然気になってきた。発見までに時間がかかっていたことも含め、何だかとても気持ちが悪い。この件については、配送のお礼も兼ねて、空港警察に問いあわせてみることにしようと思う。


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