承前
バッテリを失っていたBlackBerry Boldの姿を見て、唖然とした直後、僕は突然思い出した。実はずっと気になっていたことがあったのだ。そう、それは、BBBが戻って来たら、まずは最初に確認しようと思っていたことだった。
microSDカード。
失ったBBBで、僕がことあるごとに書きまくったメモ群やスナップ写真の数々、動画コレクションなどは、皆、microSDに収納していた。即ち、思い出は、皆、microSDに集約されていたと言っていい。だから、もしもバッテリが盗まれたならば、同じく「金目のもの」と思われる*1microSDの有無が気になった。
BBBの本体は、代替機で代用できる。アプリケーションの再導入も可能だ。しかし、僕が記録した思い出の数々は、そのmicroSDでしか得られない。しかも、僕は、この時以来、バッテリスロットを外してしまっていたので、例え盗まれていなくても、落とした衝撃などで外れてしまう可能性もあり得た。折角BBBが戻って歓喜したとしても、あのmicroSDがなかったら、喜び半減だ。
そのようなことを一瞬にして考えながら、僕はmicroSDのカードスロットを確かめた。…運命の瞬間。
残っていた…。
僕は実にほっとした。ネタ的には、これも失っていた方が盛り上がった(?)のかもしれないけれど、そうそう不幸なネタが続いてたまるものか。僕は胸をなで下ろして、内部確認に移ることにした。
バッテリは、充電済みの予備バッテリを装着。そして、電源ボタンを押した。起動。外部に損傷がなかったこともあり、実を言うと、起動についてはそれほど心配していなかった。
実際、全く問題なかった。時計の設定などはもちろん不正確だけれど、壁紙は失った時同様(奇しくもこの小部屋のタイトルバックと同じw)コニーアイランドの情景だったし、Wireless Updateのアイコンが表示されたまま*2になっているのも懐かしかった。
あの時に撮影した、ピンポケのタイムズスクエア画像*3も健在。これはmicroSDに納められていた画像だ。microSDは、その他の保存内容も一通り確認してみたが、全く問題なかった。一安心。
さぁこれで一件落着と思いながらも、実は終わりとならなかった。BBBの壁紙をつらつらと見ていたら、不審なことに気がついたからだ。今やどうでもいいと思っていたことではあるけれど、やっぱりこれはどうしても確かめてみなければ。(以下、続くw)
紛失BlackBerry Bold、帰還への道(その3 バッテリ以上に気になったブツの有無)
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