餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「docomo PRO series」カテゴリーに感じる疑問

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時は昨日に遡る。BlackBerry Boldに関するエントリーを書く際、僕は、NTTドコモのホームページで、あらためて端末の内容を確認してみることにした。
BlackBerry Boldは、昨秋刷新された新型番カテゴリのうち、「docomo PRO series」に属している。報道によれば、このカテゴリは《パソコンに近い操作感となる最新技術搭載の「デジタルマスターケータイ。」シリーズ》ということのようだけれど、僕は、当初からこれに大きな違和感を感じていた。区分けに無理があるんじゃないかと思ったのだ。
そして、今回、ホームページでその内容を確認してみて、あらためてその区分けに関する疑問を強めることになった。


docomo PRO series BlackBerry® Bold(TM) | 製品 | NTTドコモ

これは、昨日紹介させていただいたBlackBerry Bold商品画像の下に、ドンと表示されている《主なサービス・機能》の一覧表だ。
僕は、これを見た時、「いくらなんでも、この紹介の仕方はあんまりだ」と思った。世界標準のスマートフォンであることこそが、BlackBerry最大の「セールスポイント」である筈なのに、そういったことを大きく謳うより先に、「できない」ことのイメージを伝える意味というのは、いったい何なのか、と。
商品画像の下に、大きく《主なサービス・機能》21種類を並べ、そのうち18種類を「非対応」として突き放す。この売り方は、果たして正しいのだろうか。
もちろん、機能として、できることとできないことは、しっかり伝える必要があるだろう。しかし、いやしくも「PRO」という名のシリーズ名を謳うなら、日本ローカルのケータイ群とは違った面のメリットを、まずは前面に打ち出すべきだと、僕は思う。
それを伝えるより先に、「(NTTドコモの考える)主な機能のうち18種類が使えませんよ。それを承知の上で買ってください」などという紹介の仕方では、天下のBlackBerryが不憫で仕方がない。
BlackBerryの購入検討者層にとっては、「デコメール」「デコメアニメ」などが主な機能とは思っていないだろうし、割り切って考えられるのかもしれないが、いきなりこの画面をみて「引く」人だって、きっといる筈だ。
同じことは、HT-01A(docomo版TouchPro)やHT-02A(docomo版TouchDiamond)にも言える。これらは、BlackBerryと同じ3種類の機能の他、ポケットUというものが使えるらしいが、それでも計4種類にしか過ぎない。結果、17種類もの「非対応」という状況だけが際立つ。
しかし、この「PRO series」のうち、1つだけ異種が交じっている。そう、SH-04Aだ。いわば、docomo版「インターネットマシン」といえる端末で、これだけは、全く表示が異なる。


docomo PRO series SH-04A | 製品 | NTTドコモ

驚きの(ほぼ)全部入りだ。しかし、それは当たり前だろう。この端末は「docomoの機能全部入りを目指して」開発されたものの筈で、当然のことながら、BlackBerryやTouchProなどとは成り立ちも性格も根本的に異なる。
これは明らかに「日本ローカル仕様のケータイ」端末であり、前述3種とは同列にすべきではないのだ。Qwertyキーボードを搭載したパソコンライクな端末群?ということで、同じカテゴリに入れているのだろうが、そのマーケティング手法が、僕には根本的に間違っていると思えて仕方がない。
これじゃぁ、NOKIAも撤退するわけだよなぁ…。


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