マル父限定重賞の中日新聞杯。かつてはカブトヤマ記念や愛知杯などの重賞もマル父限定で行われていたのだが、内国産種牡馬の躍進に伴い、そのレースの意義が薄れて、今やマル父限定の重賞は、この中日新聞杯ただひとつになってしまったようだ。サンデーサイレンスの産駒がいなくなり、その子供たち(ダンスインザダーク、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、そして、最強のSS後継種牡馬になるだろうディープインパクト)の産駒ばかりが重賞で活躍する時代になったら、このレースの意味もなくなってしまうかもしれない。馬券については、明日の朝日杯FSに注力するため、今回は見送ることにした。頭の中はジャリスコライトのことで一杯になっており、とても中日新聞杯どころではないのだ。1頭だけ選ぶとすれば、人気の盲点になっている気がするグランリーオ。エプソムカップだけ走れれば、ここでは十分通用する。中央入り1年目から大活躍を見せている柴山雄一も、そろそろ重賞を勝っておかしくない頃だ。
◎グランリーオ