餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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スプリングS

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馬名 性齢 騎手 斤量
1 1 $ ワールドアベニュー 牡3 横山典弘 56 
1 2 ウインクルセイド  牡3 * 四位洋文 56 
2 3 カンペキ      牡3 * 安藤勝己 56 
2 4 ディーエスハリアー 牡3 石橋脩  56 
3 5 ダンスインザモア  牡3 蛯名正義 56 
3 6 スキップジャック  牡3 勝浦正樹 56 
4 7 ペールギュント   牡3 * 柴田善臣 56 
4 8 マキハタサーメット 牡3 松永幹夫 56 
5 9 パリブレスト    牡3 田中勝春 56 
5 10 コクサイトップラヴ 牡3 田中剛  56 
6 11 ストラスアイラ   牡3 吉田豊  56 
6 12 カネサマンゲツ   牡3 江田照男 56 
7 13 ヴァーミリアン   牡3 * 北村宏司 56 
7B 14 アグネスジェダイ  牡3 * 小野次郎 56 
8 15 トップガンジョー  牡3 * 武豊   56 
8 16 プライドキム    牡3 池添謙一 56 


スプリングSの予想をまとめようと思っていた段階で、抜き差しならぬニュースが
飛び込んできた。
なんと、ヴァーミリアンが乗り代わりになっているではないか。
それも、乗り代わったジョッキーが北村というのでは一大事だ。
他に誰かいなかったのかよ、と思ったのだが、リーディング上位の
ジョッキーはみんな騎乗が決まっているようだ。
残されている騎手の中では最上の選択だったのだろうが、それにしても。
デムーロから北村では、予想軸が大きく変わってしまう。

陣営の思いは複雑な筈だ。
ここまでの主戦であった武豊を(どうせ本番はディープインパクトに
乗られてしまうからと)諦め、トライアル戦からデムーロを確保したのに、
これで何の意味もなくなってしまった。


スプリングS騎乗のために、阪神大賞典で乗れた筈のリンカーンや、
サクラセンチュリーを断った(としか思えない)武豊としても、心中複雑だろう。
そもそも、「なんでこの俺が、ヴァーミリアンでもペールギュントでもなく、
こんな馬(トップガンジョー)なんかに乗ってんねん」と思っていたところ、
デムーロが乗り代わるニュースを聞いたら、「だから俺を乗せておけば
よかったのに」と思ったのではないか。


しかし、これも競馬だ。起きてしまったことは仕方がない。
北村に変わった事実を踏まえた上で予想をしよう。


ここではヴァーミリアンの実力上位は動かないと思っていた。
ラジオたんぱ杯で好位から抜け出した脚は鮮やかだったし、この
脚質は、今の中山競馬場に合う。
スムーズに乗ることができさえすれば、当然勝ち負けの筈だ。


しかし、先行馬が揃った今回、うまく北村が馬群を捌けるのかどうか、
不安が残ることは確かだ。
強引なレースをしようとすれば、この多頭数だけに危険が伴う。
賞金が足りている以上、陣営としては、本番を睨んで安全策を指示する
筈で、となれば、先行馬群の中で冒険をせずに上位を狙うという騎乗に
なってしまうのではなかろうか。
ならば、2着3着、よもやの4着になっても驚けない。


ならば、もう1頭の実力馬、ペールギュントの出番か。
ヴァーミリアンの乗り代わりで、1番人気になる可能性も出てきた。
重賞2勝、G1朝日杯3着の実績は断然だから、数字だけみれば
人気になっても全くおかしくない。
しかし、この馬の場合は、その脚質が今の中山では大きなマイナスだ。
これまでのレースは、全て後方から外を回って差してくるレースばかり
であるから、外が伸びない今の中山では、非常に不安が残る。
しかも、鞍上は大先生の柴田善臣だ。
関東のリーディング上位常連とはいえ、その実績は平場限定でしか
信用できない。重賞、とくに人気馬では、全くと言っていいほど、あてに
ならないのである。
現に、先週のクリスタルCでも、単勝1.4倍のアイルラヴァゲインを、
最悪騎乗で豪快に飛ばし、競馬場では猛烈な罵詈雑言が飛び交って
いた。(これがフジテレビのスーパー競馬で流れてしまい、2ちゃんねる
などでは大騒ぎになっている。)


大先生は、基本的には先行抜け出し型のジョッキーで、だから、前に
行った方が基本的に有利な平場戦では結果が残しやすいとも言える。
しかし、重賞ともなると、様々な戦略が必要となってくる。
しかし、大先生は、それでも展開を読まずに、平場と同じようなレースを
しようとするから、惜敗、惨敗を繰り返してしまうのではないか。
だから、今回も大いに不安だ。


もちろん、ここでペールギュントの実力は上位だから、力でねじ伏せて
しまう可能性もある。
しかし、前述の通り、今の中山で大外最後方一気では届かないので、
どこかで好位に上がってくるか、直線で内をすくう必要があると思う。
それには展開を読む力と、馬群を捌く能力が必要だ。
大先生だけに、もしかするとこれまでよりも先行しそうな気がするが、
器用な馬ではないだけに、それはそれでリスクを伴う。
正直、武豊であれば本命にしようかと思っていたのだが、大先生では
怖くて買えない。


本命はパリブレスト。
短い距離を使ってきているが、血統的には距離が伸びてこそ真価を
現す筈で、これまでは能力の違いで勝ってきた気がする。
本番で勝負になるかどうかはわからないが、実績馬に不安が残る
今回はチャンスと言えるのではないか。


相手は一応、実績馬の2頭が中心だけれど、伏兵も多い。
勝浦ならば度胸を決めて(朝日杯の失敗にもめげずに)内をすくって
きそうなスキップジャックと、きさらぎ賞好走のわりに軽視されている
マキハタサーメット、そして、重賞では常に警戒が必要な東西の
リーディングジョッキー騎乗馬まで押さえておく。



阪神大賞典の予想もしようかと思ったのだが、あまりにも
メンバーが手薄なので、どうも気乗りがしない。
ヒシミラクルも、デルタブルースもいないんだもんなぁ。
ナリタブライアン、スペシャルウィーク、マヤノトップガンなど、
数々の名馬たちが通過してきたレースだけに、重賞未勝利の
アイポッパーあたりが1番人気になりそうなメンバー構成では、
どうにも興ざめしてしまうのだ。


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