実績馬たちは、揃って大惨敗。
馬群を捌いて内をすくった、蛯名の好騎乗だけが光った。
|
着 |
枠 |
馬 |
|
馬名 |
性齢 |
騎手 |
斤量 |
タイム |
着差 |
コーナー順 |
3F |
人 |
|
1 |
3 |
5 |
|
ダンスインザモア |
牡3 |
蛯名正義 |
56 |
1.47.3 |
|
14-14-10-8 |
34.5 |
5 |
|
2 |
1 |
2 |
|
ウインクルセイド |
牡3 |
四位洋文 |
56 |
1.47.5 |
1 |
11-12-13-12 |
34.4 |
8 |
△ |
3 |
8 |
15 |
|
トップガンジョー |
牡3 |
武豊 |
56 |
1.47.7 |
11/4 |
5-5-4-2 |
35.3 |
7 |
|
4 |
2 |
4 |
|
ディーエスハリアー |
牡3 |
菊沢隆徳 |
56 |
1.47.8 |
クビ |
5-6-6-4 |
35.3 |
13 |
△ |
5 |
3 |
6 |
|
スキップジャック |
牡3 |
勝浦正樹 |
56 |
1.47.8 |
頭 |
11-12-13-15 |
34.8 |
6 |
▲ |
6 |
4 |
7 |
|
ペールギュント |
牡3 |
柴田善臣 |
56 |
1.47.8 |
クビ |
14-14-13-8 |
34.8 |
1 |
|
7 |
6 |
11 |
|
ストラスアイラ |
牡3 |
吉田豊 |
56 |
1.48.2 |
21/2 |
11-10-10-7 |
35.4 |
12 |
|
8 |
7 |
14 |
|
アグネスジェダイ |
牡3 |
小野次郎 |
56 |
1.48.3 |
1/2 |
1-1-1-1 |
36.4 |
15 |
|
9 |
4 |
8 |
|
マキハタサーメット |
牡3 |
松永幹夫 |
56 |
1.48.5 |
1 |
2-2-2-4 |
36.3 |
4 |
|
10 |
2 |
3 |
|
カンペキ |
牡3 |
安藤勝己 |
56 |
1.48.5 |
頭 |
16-16-16-15 |
35.1 |
10 |
|
11 |
5 |
10 |
|
コクサイトップラヴ |
牡3 |
田中剛 |
56 |
1.49.1 |
31/2 |
4-4-2-2 |
37.0 |
14 |
|
12 |
6 |
12 |
|
カネサマンゲツ |
牡3 |
江田照男 |
56 |
1.49.1 |
クビ |
8-6-6-8 |
36.6 |
16 |
◎ |
13 |
5 |
9 |
|
パリブレスト |
牡3 |
田中勝春 |
56 |
1.49.5 |
21/2 |
8-10-10-12 |
36.8 |
3 |
○ |
14 |
7 |
13 |
|
ヴァーミリアン |
牡3 |
北村宏司 |
56 |
1.49.6 |
クビ |
8-6-6-4 |
37.1 |
2 |
|
15 |
8 |
16 |
|
プライドキム |
牡3 |
池添謙一 |
56 |
1.50.0 |
21/2 |
2-3-4-8 |
37.7 |
11 |
△ |
16 |
1 |
1 |
$ |
ワールドアベニュー |
牡3 |
横山典弘 |
56 |
1.51.3 |
8 |
5-6-6-12 |
38.7 |
9 |
LAP | 12.4-11.1-12.2-12.1-11.9-12.2-11.8-11.8-11.8 |
---|
通過 | 35.7-47.8-59.7-71.9 | 上り | 71.6-59.5-47.6-35.4 | 平均 | 1F:11.92 / 3F:35.77 |
---|
単勝 | 5 \1020 |
複勝 |
5 \330 / 2 \910 / 15 \650 |
枠連 | 1-3 \3850 (13) |
---|
馬連 | 02-05 \12170 (26) |
---|
ワイド | 02-05 \2960 (25) / 05-15 \2070 (21) / 02-15 \6200 (43) |
---|
馬単 | 05-02 \24950 (56) |
---|
3連複 | 02-05-15 \75230 (125/560) |
---|
3連単 | 05-02-15 \458820 (707/3360) |
---|
勝ったダンスインザモアは、これで4戦3勝。
しかし、ディープインパクトに対抗できる新星誕生かというと、どうも
まだ足りないような気がする。
レース後のインタビューで蛯名が言っていたように、今日は何もかもが
うまく行き過ぎた感じがするからだ。
外を回したら伸びないと言う判断をしたところは流石(これが重賞を勝てない
大先生と重賞常連の蛯名の違いだ)だが、直線でうまく馬群がばらけた運が
あったことも確かで、次回も同じように捌いてこれるという保証はない。
蛯名としては、距離的な不安も含め、現時点では、まだまだ半信半疑の思いを
抱いているのではないか。
とはいえ、素直な気性は混戦向きで、皐月賞でも展開次第では十分好勝負
できるのではないかと思う。
それにしても、他の人気馬たちはだらしがなさすぎだ。
特にヴァーミリアンは、全くいいところがなく、なんと14着。
これは、デムーロ→北村の影響とかそういうレベルの着順ではない。
単純に馬の力が足りなかっただけだ。
いくら叩き台のレースとはいえ、これだけの惨敗から簡単に巻き返せる
とは思えない。成長力が乏しいのかもしれず、本番は相当苦しいだろう。
そして、ペールギュント。
恐れていた大先生の一番人気。もちろん、何の工夫もするわけでなく、
最初はお約束通りの最後方。4角から、中途半端に仕掛けて、外を
回して追い込んできた。
今の中山でそんな競馬をしたら届くわけないだろうが。アホか。
同じ最後方からのレースでも、武豊やノリのように、度胸があるわけでも
ないから、教科書通りの追い込み策しかとれない。
これでは重賞が勝てないのは当たり前だ。
同じ外からでも、四位のウインクルセイドは2着に突っ込んできているから、
強ち、外が駄目とも言い切れないが、これは「追い込みにかけては一流」の
四位ならではの好騎乗によるものだろう。
3番人気で僕の本命、パリブレストも、全くいいところがなく13着。
先行して粘りこむレースをすると思っていたのに、後ろから行って
いた時点で駄目かと思ったが、それにしても負けすぎだ。
この馬に関しては、実力を見誤っていたのかもしれない。
驚いたのが、3着に入った武豊トップガンジョー。
僕は予想の時点で
そもそも、「なんでこの俺が、ヴァーミリアンでもペールギュントでもなく、
こんな馬(トップガンジョー)なんかに乗ってんねん」と思っていたところ、
デムーロが乗り代わるニュースを聞いたら、「だから俺を乗せておけば
よかったのに」と思ったのではないか。
などと書いてしまったのだが、これについては全面的に反省しなければ
ならない。本当に、失礼なことを書いて申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
武豊よ、そしてトップガンジョーの陣営よ、心から申し訳ない。
それにしても、武豊は流石である。
やっぱり年間200勝もするジョッキーは格が違うと、改めて痛感した。