東京マラソン2023まで、あと1ヶ月。
今月は、1年で最も日数の少ない月だから、1ヶ月と言っても、あとたった28日。4週間しかない。
もう、レースへのカウントダウンが始まっているのだ。
僕は今回、僥倖にもその出走権を獲得することができた。
世が世であれば、今頃はウキウキで走り続け、当日を待ち侘びていたに違いない。
しかし…。
現実は、まったく状況が異なっている。身体が言うことをきいてくれないからだ。
ストレッチの強化などで、ようやく腰の痛みが治まってきた…と思って走り始めると、また数日で、痛みがぶりかえしてくるという有様。
全くもって情けない状況で、泣けてくる。
思えば、5年前に出走した時も、僕の状態は最悪だった。
レース約4週間前の夜明けランで転倒し、左手を骨折してしまったからである。
あの時は、目の前が真っ暗になったことを思い出す。
それからレースまで、僕は、殆ど走ることができなかったのだけれど、レース直前でぎりぎりギプスを外すことができたので、強硬出走。
大声援に支えていただき、歓喜のフィニッシュをすることができた。
だから、今回も諦められない、諦めたくない、と思う。
ただ…。
あの時代は、最後の1ヶ月こそ殆ど走れなかったものの、それまでは月間300km程度を普通に走り込んでいた。
それまでの蓄積があったから、たとえ骨折のアクシデントがあろうとも、乗り越えることができた。
しかし、コロナ禍以降、僕の練習量は激減した。
それに加えて、昨年夏からの腰痛苦。
ここ数ヶ月は、たった5kmさえまともに走ることができていないから、状況が全く違う。
あぁ、不安だなぁ。正直、フル距離を走りきれる気が全くしない。
プラチナチケットを無駄にしたくないので、ぎりぎりまではもがいていくつもりだけれど…。