餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「ジョギングは(マスクをつけて)少人数で…」「えっ?」

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昨日。政府の専門家会議で、「人との接触を8割減らす、10のポイント」と題した資料が提示された。

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イラスト付きで、わかりやすく指針が示されているなぁと思ったが、ランナーとしては、少しだけ素朴な疑問を感じた。

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この項目だ。

在宅勤務に伴う運動不足を解消するためなのか、最近、ジョギングをしている人が増えているように感じる。

だから、ジョギングに関する具体的な指針が提示されたことは望ましい。

…が、腑に落ちない点もある。「ジョギングは少人数で」の部分だ。

これを見て、「えっ。ひとりじゃなくて?」と思ったのである。

人との接触を8割減らすことが目的であれば、ベストなのはもちろん「ひとり」でいること。

ジョギングは、ひとりで行うことができる(し、それで全く問題ない)スポーツなので、僕は、尚更そう思う。

少人数とはいえ、複数で一緒に走ったら、走っている間じゅう接触しまくりではないか。

他項目と比べてみると、さらに大きな疑問を感じる。

「スーパーは1人または少人数で」となっているからだ。

スーパーなどでの買い物においても、ひとりがもちろんベストだとは思うけれど、家庭に幼児がいる場合など、同伴させざるを得ない場合もあるだろう。

だから、「1人または少人数で」という表現は理解できる。

ただ、ジョギングは違う。

幼児と一緒に走ると言うのは現実的にあり得ないし、そもそもなぜ、「1人または」という選択肢がないのか。

少人数というのは、《夫婦ラン》《親子ラン》を想定しているのかもしれないが、たとえそうだとしても、やっぱり、「1人または」という選択肢がないのはおかしい。

「ジョギングは少人数で」という表現だと、「ひとりで走っちゃいけないのか?」と誤解する人まで出てきそうな気がするからだ。

ランナー向けの専門誌『ランナーズ』の最新号では、ひとりランが推奨され、その誌面では、川内優輝選手も《今はひとりで走ろう》と寄稿している。

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それなのに、なぜ…。

折角、緊急事態宣言下における、ジョギングに関しての指針が明確に示されたのに、言葉不足なんじゃないかなぁ…。

僕は、その点が非常に残念に感じた。

この項目について、僕は、もうひとつ「えっ?」と感じたことがある。

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本文ではなく、イラストの部分だ。

パッと目につくのは、マスクをつけて走っていること。

これは、暗に、「走る時もマスクをしなきゃダメだよ」という、専門家からのメッセージのように思える。

この点について、僕は、昨日のエントリーで詳しく書かせていただいた。

僕も、山中伸弥教授のメッセージに従い、マスク代わりに、バフ(ターバンダナ)をつけて走っている。

昨日それで走った際は、僕と同様、マスクやバフをつけて走っているランナーを見かけた。

どうやら、ジョギングの際のエチケットとして定着しつつあるようだ。

マスクやバフをつけて走ると、呼吸が苦しくなるのが難点。しかし、走れるだけ幸せなので、今後も、エチケットとして遵守していきたい。

ただ、僕がこのイラストで「えっ?」と思ったのは、マスクの部分ではない。胸の部分だ。

なんだか、ゼッケンらしきものを装着して走っているように見えたのである。

ゼッケンは、ランナーを象徴するアイテムと言えるが、あくまでそれは、マラソン大会など《集団》で行うイベントで使用するもの。

単なるジョギングの際に、ゼッケンをつけて走る人はいないと思う。

その点が、僕にはちょっと気になった。

まぁ、どうでもいいことなのだけれどw


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