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「このミステリがすごい!」2022年版発売!で感じる年の瀬

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毎年本当に楽しみにしている「このミステリがすごい!」の、2022年版が発売になった。

僕は、この本の最新版が出るたびに、年の瀬を感じてしまう。

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このミステリーがすごい! 2022年版 | 『このミステリーがすごい! 』編集部 |本 | 通販 | Amazon

今年度版では、創刊33年目で初めて、男性タレントが表紙を飾った。

それも、ジャニーズの人気グループであるNEWSのひとり、加藤シゲアキ。

「このミス!」は読者ターゲットを間違えたのか?

いや。そうじゃない。

加藤シゲアキは、ジャニーズタレントである上に、《作家》という肩書きを持っているからだ。

それも、単なる作家ではない。

昨年発売された「オルタネート」は、第164回直木賞の候補作品となり、第42回吉川英治文学新人賞も受賞しているほど。

今や新進気鋭の人気作家なのである。

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巻頭インタビューは、かなり読み応えがあった。

僕はまだ、加藤シゲアキの作品を読んだことがないのだけれど、読んでみたいなぁと思ったほど。

とりわけ、5年前に書かれた「チュベローズで待ってる AGE22-AGE32」が、壮大な《どんでん返し》のある作品ということで、ミステリーファンとしてはとても気になった。

ただ、現在、文庫化の作業(&大幅な改稿)をしているとのことなので、それを待って、購入してみようと思う。

また、次回作はミステリーを予定しているとのことなので、今度は、ランキング作家として、このミス!登場があり得るかもしれない。

今年、作家生活20周年を迎える、米澤穂信のインタビューも素晴らしかった。

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「このミス!」では、過去18作品がランキング入りし、1位を3回も獲得している実力派だ。

インタビューに加えて、陸秋槎との対談も掲載されており、米澤穂信ファンにはたまらない内容となっている。

これから読む人の興を殺がないよう、ランキングの詳細は、本誌で確認いただくとして、それ以外にも読み応えは十分。

毎回恒例企画の《私の隠し玉》特集は、66人もの人気作家が、2022年の新作情報を発信。それに加えて、《私の「旅」の思い出》エッセイを寄稿している。

今回僕が気に入ったのは、「館ミステリー座談会 《このミス館へようこそ!》」。

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令和の館ミステリー作家(今村昌弘/岡崎琢磨/斜線堂有紀/知念実希人/方丈貴恵)による座談会と、館ミステリーの変遷が掲載されている。

僕は、クローズドサークル系と言われるミステリが好きなので、とても興味深く読んだ。

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今から30年以上も前、創刊号から買い続けている宝物に、また1冊、あらたな歴史が加わった。

僕は、今年のベストのみならず、過去の掲載作品も、殆ど読み切れていないのだけれど、逆に言えば、これから読める楽しみが残っているということ。

「このミステリがすごい!」を、老後の伴侶としながら、じっくり読み進めていきたい。


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