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餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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村上春樹「騎士団長殺し」発売!記念で、「あの」ランナー本を読み直す(^^;

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今日、2月24日は、「騎士団長殺し」の日。

村上春樹、待望の最新刊発売日だ。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」以来4年ぶり、複数巻となる大作としては、「1Q84」以来7年ぶりとなる作品で、新潮社から刊行。

発売前から重版決定、既に130万部が発行されているという、超話題小説。

24日になった瞬間から売ることが可能となるため、大手書店は深夜営業。0時に販売を開始した。

それほどまでに新作を待ちきれない人がいるのだろうか…?購入後、帰宅して眠ってしまったら、昼間に買っても同じじゃないか…?

などと心配をしてしまったが、それは杞憂だったようだ。

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東京都千代田区の三省堂書店神保町本店では、「第1部 顕(あらわ)れるイデア編」、「第2部 遷(うつ)ろうメタファー編」の2巻をタワーのように積み上げるなどして、午前0時に約50人の客を迎えた。

村上春樹さん7年ぶり大作発売 本屋で徹夜で読む催しも:朝日新聞デジタル

さらに…

「誰よりも早く村上春樹さんの新刊を本屋で徹夜して読む」会も午前6時までの予定で実施。

椅子や机、毛布が用意された店内1階で、事前予約した約10人が待ちわびた新刊本を黙々と読み始めた。

「誰よりも早く村上春樹さんの新刊を本屋で徹夜して読む」会!

いやはや、村上春樹の人気というのは凄いのだなぁと、あらためて実感した。

僕は、残念ながら、村上春樹「小説」の読者としては失格。何度も、いろいろな作品にチャレンジしたのだけれど、挫折を繰り返した。

その物語世界が、僕の嗜好とは、どうしても相容れないのだ。

「騎士団長殺し」が話題作であることは間違いないので、書店で手に取るだろうし、もしかしたら買うかもしれないが、徹夜で読むほど熱狂することはないと思う。

ただ、待望の新作発売ということで、また、この本を読み直したくなった。

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「走ることについて語るときに僕の語ること」だ。

これは、小説ではなく、ランニングに関するエッセイ集。

「ランナー」としての村上春樹に、僕はとても痺れていて、これまで、何度も何度も読み直した。

この本が僕に与えてくれた影響は、数知れない。

1年半前のエントリーでも書いた通り、僕にとっては、間違いなく「人生を変えてくれた1冊」なのだ。

いやぁ、本当に痺れた。痺れまくった。

文体も内容も素晴らしすぎる。これはエッセイ集の筈なのに、ひとつひとつの章が、物語のように心に響く。さながら、「ランナー村上春樹の私小説」のようだ。

この本を読んだから、僕はニューヨークシティマラソンに出たくなったのだし、サロマ湖100kmウルトラマラソンへの出場も決めたのだ。

この本を読み直すたびに、僕は熱い思いがこみあげるし、新刊発売記念で(?)、今日もまた、読み返しはじめてしまった。

それほどまでに、僕は、この本を愛している。

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Sports Graphic Number Do号 100人が語るRUN! (Number PLUS)

副読本として、この雑誌も欠かせない。

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巻頭から、11ページもに及ぶロングインタビュー。

村上春樹のインタビュー記事は多々あるが、これは、その内容がランニングに徹底しているのが素晴らしい。

「走ることについて〜」関連の話だけでなく、小説とランの繋がりなどにも言及。

例えば、「羊をめぐる冒険」や「海辺のカフカ」は、どういった背景のもとで生み出されたのか…などということがわかり、実に興味深い内容になっている。

前述の通り、僕は村上春樹「小説」のいい読者とは言えないのだけれど、こういう記事を読むと、今度は、ランナー的視点で、小説を読み返してみたいなぁと思ってしまう。

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ランニングに関する質問に、村上春樹が答えていく、Q&Aも満載。

いやはや、この内容がこれまた素晴らしい。「ランナーとしての」村上春樹は、やっぱり最高だなぁと、僕はあらためて実感した。

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シドニー! (コアラ純情篇) (ワラビー熱血篇) 

このエッセイ集もいい。

これは主に、シドニーオリンピックに関するレポートで、どれもこれも読ませるが、特に素晴らしいのは、やはり、マラソンに関する内容。

僕は、「コアラ純情編」巻頭、有森裕子のアトランタ五輪ドキュメントから痺れっぱなしだった。これは、もう、エッセイじゃない。珠玉の短編小説だ。

今日発売の新作「騎士団長殺し」について、僕は、まだその内容をよく知らない。

発売前には、本の内容情報が全く開示されなかったし、発売後の出版社紹介文も、ごく簡単なものにとどまっている。

 その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。

夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

これだけでは、どういった小説なのか、全くよくわからないが、ランニングテーマでないことだけは明らかだろう。

ただ、僕は、村上春樹の「ランナー」的背景が、この小説にもきっと反映されているのではないかと思う。

村上春樹は、偉大な小説家であるとともに、生粋のランナー。

「騎士団長殺し」は、4年ぶりの新刊小説となるが、その間も、きっと村上春樹は走っていた筈だし、その走りの中で、熟成されたアイデアなどもきっとある。

だから僕も、まずは書店に出かけて、とりあえず手に取ってみようと思う。 

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

 

 

 

 


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