餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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自粛無用の《WEBサイン会》で、『なめらかな世界と、その敵』(伴名練)サイン本をゲットーっ!

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右を見ても、左を見ても、自粛ばかりで滅入ってくる。

首相が、「大規模イベントの自粛要請」をかけてからは、加速する一方だ。

《大規模》の基準が明確に示されていないために、とにかく《人が集まるイベント=自粛》になりつつある。

何もそこまで自粛しなくてもいいだろう…と思うものまで、ありとあらゆるイベントが、自粛の波に押されて、中止に追い込まれている。

先週僕が参加する筈だった、筒井康隆先生のトークイベントは、参加者たった60人の、しかも、書店内オープンスペースでの開催だったのに、中止。

こんな時代だから仕方がないのかとは思うけれど、どうにもこうにもやりきれない。

僕は、毎日、満員の電車に乗り、人混みのターミナル駅構内を歩いて通勤しているので、とても理不尽に感じる。

とにかく、1日も早く、新型コロナウイルス騒動が終息することを祈るばかりだ。

こんな状態だから、もちろん、「サイン会」なども軒並み自粛となっている。

人が集まる上に、接触イベントでもあるのだから、この流れの中にあっては、必然の中止。

しかし僕は、昨晩、仕事帰りに、サイン会へ参加してきた。嘘じゃない。

「SFが読みたい!2020年版」で国内篇1位を獲得した作家、伴名練さんのWEBサイン会である。

WEBサイン会とは、《WEBで事前に申し込み、(自分だけの)サイン本を受けとることができる》といったような意味で、いわゆる「普通の」サイン会とは別物。

そのオリジナルサイン本の受取期間が、昨日から始まったのだ。

ということで、僕はイベント会場(というか何というか)の三省堂書店に行き、レジでそれを受け取ってきた。

f:id:ICHIZO:20200312041807j:plain「Gyoza Runner様」と書かれた、僕だけの、世界に1冊しかないサイン本。

サイン会特典として、赤坂アカさんによる装画イラストポストカードと、刊行記念エッセイ「あとがきにかえて」のリーフレットも一緒にもらえた。最高だ。

このWEBサイン会が告知されたのは、2月6日なので、まだ《自粛の嵐》が起きる前だったから、当然、「普通の」サイン会を企画することもできた筈。

しかし、伴名練さんは、顔出しをしていない作家であるため、WEBサイン会という形式になったのだろう。

結果的には、それが大成功になった。

もしも昨日、「普通の」サイン会が予定されていたならば、当然自粛、中止に追い込まれてしまっていた筈だからである。

もしかすると…。僕は、ふと思った。

今回、このサイン会がWEB形式になった理由は、もうひとつあるのではなかろうか。

伴名練さんは、稀代のSF作家だけに、こういった自粛の波も予見し、「あえて」WEBサイン会を行ったのではないかとも思えてきたのだ。

まぁ、それは考えすぎだと思うけれど、今後、こういったタイプのサイン会が増えてくるかもしれない。

なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

  • 作者:伴名 練
  • 発売日: 2019/08/20
  • メディア: 単行本
 

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