餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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最高の一夜だった「筒井康隆先生 朗読会」イベント(前編:最前列での60分の至福)

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一晩たった今でも、興奮が冷めない。
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それほどまでに、素晴らしい朗読だった。
高い競争率の抽選をくぐり抜け、このチケットをゲットできて以来、僕は、指折り数えて当日を待っていた。
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開催場所は、世田谷美術館
そう。この朗読会は、日本じゅうのSFファンに勧めたいと思った「SFの国 日本SF展」の、記念イベントなのだ。
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会場内の売店では、筒井先生の著書に「本日の講演講師の著書」というボードが取り付けられており…。
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サイン本の即買コーナーも設けられた。
朗読イベントの入場受付は17時からで、その数時間前から会場にはツツイストが集まっていたが、主催者側に確認すると、告知があるまでは適当に待っていて欲しいとのこと。
そのため、皆、受付の準備ができるまでは、皆、ロビー付近でふらふらと彷徨っている感じだった。僕も、筒井康隆症候群(非公認FC)の仲間と一緒に、四方山話などをしていたが、16時半ぐらいに、いきなり、関係者の人から「こちらに並ぶように」という指示があった。
僕は、日頃のランニングで鍛えた(?)瞬発力を生かしてその場所までダッシュ。
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その甲斐あって、列の1番をゲット!
ということで、前回セミナー時と同様、最前列、筒井先生のど真ん前(!)で、朗読を聞く権利を得た。嬉しくてたまらなかった。
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席を確保すると、筒井先生の新刊「繁栄の昭和」のチラシが置かれていた。
今月9月27日の発売。「壊れかた指南」以来、8年ぶりの短編集だ。収録作品を見るだけでも心が躍る。楽しみでならない。
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11月から発売になる(予定の)「筒井康隆コレクション」のチラシもあった。
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掲載されている収録作品は、第1巻収載の「SF教室」以外全て持っている。
しかし、この他にも、「NULL」時代の作品など貴重な作品が収録されるようなので、もちろん購入予定。
チラシに見惚れていたり、ツツイストの仲間と話したりしているうちに、あっという間に、開演時間の18時となった。以後は、撮影、録音禁止。ただ、固唾を呑んで朗読を聞くのみだ。
今回先生が朗読される作品は、2014年1月号の「新潮」誌に掲載されたバリバリの新作。発表直後から、大傑作としてツツイストの間で話題騒然となった「ペニスに命中」だった。
先生は、朗読を始める前、この作品について触れ、「SF展での朗読だというのに、これはSFではない」との旨、少し申し訳なさそうにお話されたが、その後、「筒井康隆の書く作品は、全てSFということで…」と繋げ、会場は大爆笑、大拍手に包まれた。
朗読中の60分は、まさに至福のひとときだった。作品の内容が面白いのは言うまでもないけれど、さまざまな声色を駆使し、場面転換の表現も絶妙。会場内は、爆笑に次ぐ爆笑。
先生は、小説家だけでなく、やはり役者としても超一流なのだなぁということを、あらためて実感したイベントだった。
僕は、最高に幸せなツツイストだ。
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