ノースリーブの衣服について語ろう。
僕は、子どもの頃から、ノースリーブの衣服を着る習慣がなかった。
僕の両腕は、とても細く、とりわけ二の腕が貧弱だったので、夏場でも露出させたくなかったのだ。
かといって、ガリガリだったのかと言うと、そうではない。身体全体は、むしろ太っていた。
学生時代には、体重が80kg近くまで膨れ上がり、「メチャメチャ腹が出ているのに、腕が激細」という異常な体型になった。
そのため、友人からは…
「きゃしゃなデブ」
という、ありがたくない仇名をつけられていたほどだ。
そんな体型だったから、肌を大きく露出するノースリーブの衣服には、大きな抵抗があったのである。
かなり歳を重ねた後、僕は、全体が細身のランナー体型に変化。
相対的に、腕の細さはさほど目立たなくなった。
そのため、勇気を出して(?)2枚だけ、ノースリーブのランニングシャツをゲットした。
ニューヨークシティマラソン出場時の記念商品と、チームはてブロの限定品。
どちらも、僕にとって、とても大事なランナーグッズだ。
袖の部分が開いているため、これを着て走ると、風が身体をすり抜けて気持ちいい。それは十分わかっている。
が…僕は、未だに細い腕のトラウマが尾を引いており、なかなか、これを着て街なかを走る勇気が出ない。
レースならばともかく、練習で着るのは、躊躇ってしまうのだ。
ということで、もしも今度着る機会があるとすれば、また北海道マラソンかなぁと、最近までは思っていた。
しかし、突然、僕にこれを着る機会が訪れた。
数週間前、立川シネマシティでの「ボヘミアン・ラプソディ」のライブ上映企画に参加(7回目)した際…。
次回のライブイベントでは、《参加者全員タンクトップ》がドレスコードとなることが告知されたからだ。
僕は、チケットを取る前から大興奮。イベント当日は、このノースリーブを着ていこうと思った。
参加者全員が同じ服装なら、僕の姿など誰も気にしないだろうし、そもそも劇場の中は暗闇だから、全く問題ない。
ということで、あとはどちらの服を着ていくか…ということになったが、結論は、すぐに出た。
はてブロのノースリーブは、「Hatena Blog Runnners」の看板を背負ったシャツである以上、責任を持った使い方が必要。
万が一、僕が劇場内で問題を起こした時(何の問題だよw)はてなの皆さんに迷惑がかかる。
ということで、僕は、いったん、ニューヨークシティマラソンの方を着ていくことに決めたのだけれど…。
その後、僕は、自分が大きな間違い、勘違いをしていたことに、ようやく気がつく。
タンクトップ「Tank-top」とは、袖なしの服で、かつ、襟周りが深く広く開いており、鎖骨が見えるようなデザインの服や水着のことです。
うわ。
ノースリーブ=タンクトップじゃなかったのか…(汗)
そもそもノースリーブは和製英語で、「袖なし」衣類全般を指しており、その中に、タンクトップというものが含まれるということだった。
いやはや、僕は、この歳まで生きてきて、そんなことも知らなかった。いくら興味のない衣類だったとはいえ、ちょっと恥ずかしい。
その後、さらに色々と調べてみると、この定義も厳密ではなく、結構曖昧だということはわかった。
だから、ランニング用のノースリーブシャツを着ていっても、大きな間違いではないのかもしれない。
ただ…折角のライブイベントならば、やっぱり、それに合わせた、ふさわしい、コテコテのタンクトップを着ていこう、と思った。
ということで、僕は、ライブイベント「専用」のタンクトップを調達することに決めた。