…ということで、何を選ぼうか少しだけ迷った。僕にとって、思い出の携帯は、数え切れないぐらいあるからだ。
初めて買った携帯電話の docomo N503i…から、電話番号変更も厭わず乗り換え*1、8年間も使った初代INFOBAR。
初スマートフォンに心ときめいた、W-ZERO 3。
そして…運命的なBlackBerryとの出会い。BlackBerryについては、初代9000に衝撃を受けて以来、9700→9780→9900と、ずっと、惚れ込み続けてきた。
iPhoneは、ちょっと出遅れてiPhone 4からのユーザーになるが、それでも、もう、4代続けて使っている*2。
この他にも、NokiaやPalmの魅惑的な携帯を多々併用していた時代があり、それぞれに思い入れもあるので悩ましかったが、ふと、あることに気がついてからは、すんなり決まった。
今回のはてなのお題は、「au」おもいでケータイグランプリの連動企画になっている。
はてなのお題において、ケータイのキャリアは不問になっているけれど、折角ならば「au」のケータイを選ぼう、と思ったのだ。
僕にとって最も思い出深い「au」のケータイとなれば、8年使った、初代INFOBARに尽きる。
ただ、INFOBARは、あまりに名機すぎて、この企画でも人気が集中しそうなため、あえて、別の意味で思い出深いau携帯をとりあげてみることにした。
今を遡ること8年前の話。
僕は、auショップへ、愛しのINFOBARを持ち込んだ。INFOBARは、まだまだ末永く使うつもりだったので、剥がれてきた外装を交換してもらおうと思ったのだ。
外装交換には、1週間程度かかるとのことで、交換修理中の代替機として、ショップからは、別の端末が提供された。
これだw
まさか、こんないい年をしたオッサンに、一時的とはいえ、こんな端末が提供されるとは思わなかったので、僕は大いに驚いたことを覚えている。
当時のエントリーを読み返してみよう。
三洋電機製のジュニアケータイA5520SAII うみいろというもので、その特徴は、
- いつでも安心
- もたせて安心
- かわいくって、いろいろ便利
ということらしい。「かわいくって、いろいろ便利」と云われても、オジサン困っちゃうんですがw
いやはや、今思い出しても、赤面するぐらい恥ずかしい端末だった。
何しろ、夜9時を過ぎると…。
「おやすみ!」というメッセージが表示されるのだ。
まさかそんな時間には眠れないので、そのまま放置して、10時過ぎにまた端末を開いてみると…。
「早くねないと起きられないぞ!」と怒られてしまうw
朝は朝で、僕の起床時間である4時台に端末を開いてみると…。
就寝中www
こういった特殊な時間帯以外はおとなしいのかというとそうではなく、端末を開くたびに、「ファイト」とか「ハッピー!」とかいうメッセージが出てくる。いやはや、いちいちオジサンは恥ずかしくなってしまう。
それでも、まだ、家の中で使う分にはいい。
一番困ったのが、会社での利用だった。
僕は、当時、INFOBARを仕事用の電話としても使っていたので、その修理中は、この代替機に業務用の連絡が入ってくるからだ。
同僚からは、「たまごっち携帯」などと揶揄されたし、取引先との商談中などは、絶対に電話を取り出すことができなかった。
当然、電車の中などでも恥ずかしくて使えず、本当に悩ましかったことを思い出す。
しかし…。慣れというのは恐ろしい。
数日経ってみると、僕は、この電話とも、ある程度共存できるようになっていた。
だから、1週間後、INFOBARの外装交換が終わり、この端末をショップに返却する際は、ちょっとだけ寂しさがこみ上げてしまったほど。
たった1週間の利用だったけれど、僕にとっては、一生忘れない「おもいでのケータイ」だ。
sponsored by KDDI