完璧…としか言えない。
僕は先週ゲットして、それ以来、暇さえあれば眺めて読み耽り、感嘆しまくっている。
それぐらい、痺れっぱなしの1冊だ。
税込2,530円もするから、ソフトカバーの単行本としては、若干高いように思えるかもしれない(僕も購入前はそう思った)が、その内容を考えれば、逆に、安すぎる。
目次を眺めるだけでも圧巻。
- ストーリー1
- バイオグラフィー
- アルバム・ガイド
- コラム1 クリスタルディスク・リマスタリングBOX
- エクストラ・アルバム・ガイド
- シングル・ガイド
- ブック&CD-ROM・ガイド
- ストーリー2
- ビデオワーク・ガイド
- コラム2 オフィシャル・ファンクラブ『なみふく』と『でじなみ』
- 詞・曲提供楽曲・ガイド
- コラム3 RESPECT LIVE CD『歌縁(うたえにし)』
- 海外アーティストによる主なカバー・バージョン・リスト
- コラム4 ラジオ・パーソナリティ番組一覧
- ストーリー3
- ツアー&夜会・リスト
- 曲目インデックス
1975年のデビューから2020 年初頭までの、みゆきさんの《全活動》を網羅。
アルバムやシングルの全曲紹介のみならず、他シンガーへの提供曲情報や、ビデオWork、著書、コンサートツアーや夜会の曲目リストまで掲載。
各項目の内容も、単なるデータ紹介にとどまっておらず…。
みゆきさんの専門研究家における、詳細なレビューつき。
これ1冊を読み終えれば、アーチスト中島みゆきのヒストリーを、手に取るように掴むことができる。
まさに、完璧すぎるクロニクルだ。
この本は、もともと、1998年に発行された本を原版にしている。
僕はこれを、発売直後にゲットしていたが、思えばもう、それから20年以上経っている。
その後、改訂版も出たことはチェックしていたものの、僕は、あえて買わなくてもいいだろうと、見送ってしまっていた。
しかし、まさかここまで進化しているとは思わなかった。原版に比べ、本のサイズが大型化(新書サイズ→B6サイズ)。
それに伴い、掲載されているジャケット写真や活字も大きくなった。
僕は、悲しいかな、最近細かい文字が読めなくなってきているため、この進化は大いに歓迎だ。
そしてもちろん、改訂版には、20年以上の歴史が加わっている。
何しろ、僕が持っている1998年版には、まだ「地上の星」も、「麦の唄」も、「慕情」も掲載されてはいないのだ。
あらためて、アーティストととしての、みゆきさんの息の長さ、凄さに感服するばかり。
まさに、全「中島みゆき」ファン、必携必読のデータブック。超オススメ。