押上。スカイツリーの麓。
そこから約5分歩いたところが、僕らの目的地だった。
店の名は、「フジサン・デリ」。富士山料理をテーマにした店だ。
その入口には、富士山の看板イラストと赤い暖簾。
それをくぐって入店すると、暖かい店員さんの笑顔に迎えられた。
店の1Fは、テーブル席が並んでおり、ごく普通の居酒屋的な雰囲気だったが、僕らが予約していたのは、2Fだった。
階段を上る。
そこには、別世界が広がっていた。
まるで、富士の麓の旅館に訪れたかのように、ゆったりとくつろげる雰囲気。
しかも2Fは貸切空間なので、この日の僕らは、存分にくつろぐことができた。
部屋の中は、不思議なオブジェが満載。
こんなものや…。
こんなもの。(ちょっと怖い^^;)
なぜか、パチンコ台も用意されていた。
この日は使わなかったけれど、電源を入れれば、普通に使うこともできるようだった。
これらのオブジェが「富士山」と関係あるのかどうか、よくわからない。
でも、この日集まった僕らは、「富士山」と大いに関係があった。
そう。
かつて富士登山競走を完走したランナー、そして、今年の富士登山競走に出走したランナーたちが集合したのだ。
企画者である僕は、富士登山の「富」も経験したことがないのだけれど、憧れのレースなので、いつか登れる日を夢見て、メンバーを募った。
そして、錚々たるラン仲間がフジサン・デリに集まったのである。
今年の富士登山競走は、天候不順のため、五合目打ち切りとなってしまった。
だから、残念ながら、富士山の頂上に辿り着くことはできなかったが、その分、「フジサン・デリ」の2Fに登って憂さ晴らしだw
ということで…。
まずは、乾杯!
僕らは、富士登山について、そして、さまざまなランについて、大いに語り、盛り上がった。
お酒のお供に食べた料理たちも、また、最高。
「フジサン・デリ」と名乗る店だけに、そのメニューは、もちろん富士山にまつわるものが中心だったが、この店の《売り》は、それだけではなかった。