先週末、僕はふと思い立って荒川河川敷で走ることに決めた。
河川敷に着くと、ちょうどマラソンレースのまっただ中だった。
その日は、「東京・赤羽ハーフマラソン」の開催日だったのだ。
ということで僕は、図らずも多数のランナーたちと一緒に走ることに。
その件については、昨日のエントリーで詳しく書かせていただいている。
僕は、今年まともに走るのが初めてというような状況だったため、最初は脚がガクガクだった。
しかし、ゴールを目指すランナーたちに力をもらって、身体をほぐしながら走ることができた。
「東京・赤羽ハーフマラソン」は、新荒川大橋手前がフィニッシュ地点となっていたため、僕もほどなくフィニッシュ。
しかし、僕は流石にここで走り終えるわけにはいかない。(終えたかったけどw)
ということでこの先も、下流に向かって走り続けた。
ただ僕は、今年に入ってから、最長ランニング距離が3km程度という状況だったため、ランナーとしての身体作りができていない。
そんな状態で無理すると、また後々に響く。
そのため僕は、5kmも走れれば十分だと考えていた。
河川敷コースは、進んだ分戻れば、その倍の距離を走ったことになる。
だから僕は、2.5kmあたりで引き返そう。
そう思っていた。
しかしここで、思わぬ誤算が生じる。
最初の1kmを、ランナーたちとのんびり一緒に走れたことで、身体がいい感じでほぐれてきていたからだ。
さらには、耳元で奏でられる音楽が、あまりにも快適で、「もう少し行けるかも!」という気分になったのだ。
だから僕は、走り始めから2.5kmを過ぎ…3kmを過ぎてもまだ走り続けた。
3.5kmを過ぎたあたり…鹿浜橋手前。
ここから下の道に入って、江北橋まで行けば、往復10kmも見えてくる。
江北橋は、河川敷における僕の定点撮影スポット。
スカイツリーが正面に見えるお気に入りの場所だ。
だから一瞬、そこまで行ってみようかと思った。
…が、なんとか自重。
昔の僕なら10kmなんて朝飯前の距離だったが、衰えきった今の身体には、応える可能性が高い。
無理するな。これで十分だ。
そんな身体の声に従って、僕は素直にUターンすることに決めた。
ただ、スタート地点の北赤羽まで戻ると、今度はマラソン大会出場選手の波をかきわけて逆走する形になるため、コース変更。
新荒川大橋の手前。
この場所で河川敷を出て、赤羽駅へ向かうことにしたのだ。
河川敷から赤羽駅までは、レースを終えたランナーたちで大渋滞。
僕は、人垣をかきわけながら駅に向かうことになった。
途中、のんびり歩いているランナーたちが羨ましくなったけれど、その思いは見当違い。
何しろ、彼らはハーフマラソンを走りきっているのだ。
果たして今の僕は、ハーフマラソンを走れるのだろうか…?
などと思いながら、僕は、淡々と赤羽駅を目指した。
フィニッシュ!
ハーフマラソン距離の、約1/3しか走れなかったけれど、今の僕にはこれで十分。
なにしろ、5kmを越えて走るのは、約1ヶ月ぶりとなるからだ。
今回は、レースを走るランナーたちと、お気に入りの音楽に救われて走れた。
今後、もう少し暖かくなってきて、身体もほぐれてきたら、徐々に距離を伸ばしていこう。