餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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Amazonオーディブルが聴き放題に!最新直木賞作品の「国牢城」も、筒井康隆先生の肉声も聴ける!~今後は村上春樹作品も!!

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これは嬉しいニュースだ。

amazonが提供する「聴く読書」サービスの《audible》が、月額会費(¥1,500)はそのままで、「聴き放題」にバージョンアップしたのである。

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Audible (オーディブル)  | Amazon.co.jp

audible会員は、なんと、12万以上の対象作品が聴き放題。

これまでは、毎月「1コインで1冊のみ入手可能」というシステムだった。

入手した本を返品して入れ替えるという方法をとれば、1コインで何冊聴くことも可能だったが、裏技的な方法であり、制限もあった。

しかし今回の変更で、入れ替えの手間もなく、自由に聴き放題となったのは大きなポイントだ。

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これでこそサブスク!と言える大幅バージョンアップ。

しかも今なら、30日間は無料体験ができる。約1ヶ月の間、オーディオブックが聴き放題になるのだ。これを見逃す手はない。

僕は、1年半前に無料体験をしたことがあるのだけれど、その時は、ちょっと忙しい時期だったこともあって、選書や読書の時間がとれなかった。

だからやむなく退会をしたのだけれど、そんな僕でも、再度無料体験ができるようになっていた。これは嬉しい。

ということで、早速再登録。

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Audible (オーディブル)  | Amazon.co.jp

会員登録も終わったので、早速ラインナップを確認してみると…。

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黒牢城 Audible版 – 完全版 

最新直木賞作品であり、昨年のミステリーベストを総なめした「国牢城」(米澤穂信)が、聴き放題のラインナップに含まれているではないか。

米澤穂信先生は、好きな作家のひとりなのだけれど、この作品は、僕の苦手な戦国ものということで、購入を躊躇っていた。

しかし、オーディオブックならば、気楽に聞き流せるかもしれない。

それでストーリーに嵌まっていけたら、紙の本や電子書籍で読んでみようと思う。

こんな使い方ができるのも《聴き放題》ならではの魅力だ。

1年半ぶりにラインナップを確認してみて、一番嬉しかったのはこれ。

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新潮社創業120年記念トーク「筒井康隆ワールドの過去・現在・未来」

2016年に実施された、新潮社創業120年記念トークが音声化されている!

これは、筒井康隆先生と佐々木敦先生による対談形式のトークで、僕は、もちろん見に行った。

早速ライブラリーに追加して聞いてみたのだけれど、あの時の感動が甦ってきて、たまらなくなってしまった。

こういった音声が聞けるのも、オーディブルコンテンツの大きな魅力だ。

これだけでも、今回会員登録した価値があると思う。

聴き放題ラインナップには、筒井康隆先生の作品も登録されている。

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筒井康隆~Audible版

まだそれほど多くないが、今後の充実に期待したい。

そして。

今後は、村上春樹先生の作品がそのラインナップに加わる予定とのこと。

今回のラインナップは「1Q84」「騎士団長殺し」「海辺のカフカ」「神の子どもたちはみな踊る」「職業としての小説家」「東京奇譚集」「ねじまき鳥クロニクル」「世界の終りハードボイルド・ワンダーランド」「螢・納屋を焼く・その他の短編」「辺境・近境」の10作品で、いずれもAudible独占、聴き放題配信となる。

聴く読書「Audible」が聴き放題制へ。村上春樹やDC作品配信 - AV Watch

いやぁ、これは嬉しい。

しかもこれらの作品を朗読するのは、

  • 「騎士団長殺し」高橋一生
  • 「海辺のカフカ」木村佳乃
  • 「神の子どもたちはみな踊る」仲野太賀
  • 「職業としての小説家」小澤征悦
  • 「東京奇譚集」イッセー尾形

といった豪華ラインナップになっており、その公開が実に楽しみだ。

この発表に合わせ、村上春樹先生からは、コメントも寄せられている。

僕は車を運転しながら、よく小説の朗読を聴いています。
僕の場合、どちらかといえば古典作品を「聴く」ことが多いんだけど、自分の小説がほとんど同時代的に「耳で読まれる」というのは、嬉しいようでもあり、また少しばかり気恥ずかしいようでもあります。

でもこれからはおそらく、多様な形式をとって小説は読まれていくのだろうし、作家の側も多かれ少なかれ、そういう新しい環境を念頭に置いて作品を書いていくことになるのだろうと思います。

これまでになかった新しい可能性が生まれるといいと思う。

村上春樹

村上春樹先生は、村上RADIOなどで、自ら肉声も発信されているため、僕は、いつか先生自身の朗読コンテンツも登場するのではないかと期待している。

「走ることについて語るときに僕の語ること」を朗読してくれたら、最高なんだけれどなぁ…。


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