昨日は、未明から本当にバタバタした。
アレクサに呼びかけるだけでつく筈の照明が、つかなかったからだ。
いや。
たとえ呼びかけなくても、ベッドから降りるだけで、SwitchBotの人感センサーが稼働して、すぐに明るくなる筈だった。
しかし、昨日に限っては、どれも全く反応せずに部屋は暗いままだった。
最初は停電を疑い、その次はアレクサを疑った。
しかし、人感センサーも反応しない以上、アレクサの問題じゃない。
ならば、Wi-Fiの問題か?
そんなことを感じながら、再度アレクサに呼びかけると、彼女はこう答えた。
「デバイスが応答していません。」
そう言えば、最初に呼びかけた時も、そんなようなことを言っていたような気がする。
アレクサは、Wi-Fiなしでは生きられないから、Wi-Fiの問題でもない。
ここでようやく僕は、SwitchBot側に問題が生じているのではないかと思った。
ということでSwitchBotアプリを開いてみると…。
やはり何らかの問題が生じているようだ。
ということで…。
SwitchBotの公式WebサイトやTwitterアカウントなどを確認してみたのだけれど、全くこの件に関しての告知はなかった。
ただ、Twitterで「SwitchBot」と検索してみると、利用者たちが続々と悲鳴をツイートしており、僕は障害が発生していることを理解した。
その後、詳細な原因が判明。
米Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスで障害が発生したことにより、「SwitchBot」に不具合が生じてしまったようだ。
僕の場合、スマホアプリでのBluetooth接続による操作は可能だったし、昨年のベストバイだった「SwitchBot スマートロック&指紋認証パッド」は普通に稼働した。
この障害を知った時、「あぁ、今更鍵を持ち歩くのは面倒だなぁ」と感じたので、それがなくてホッとした。
しかし、これはかなり幸運な例。
Twitterでの報告によると、アプリが勝手にログアウトして使えなくなったり、全てのSwitchBotデバイスがオフラインになった人も出ていた。
SwitchBotアプリは、リモコンの機能を取り込んで、エアコンなどの家電を操作することもできる(しかもそれとクラウドサービスを連携させて、音声操作もできる)ため、そういった形でスマートホーム化を進めていた人は、大混乱だったろう。
SwitchBotの各デバイスが、システムに依存したものである以上、こういった障害が起きてしまうのは、仕方ないとも言える。
ただ今回、僕が問題に感じたのは、対応の遅さ。
SwitchBot社から、この障害に関するアナウンスがあったのは、障害発生から9時間も経って以降。
【障害情報:アマゾン ウェブ サービス(AWS)異常によりSwitchBotがご利用しづらい状況について】
— SwitchBot Japan(スイッチボット) (@SwitchBotJapan) 2023年6月14日
6月14日(水)3:00時点より、アマゾン ウェブ…
完全に問題が解決してからのことだった。
中の人たちは、障害対応で大変だったことは理解できる。復帰のために全力を尽くしていたため、報告などできる段階ではなかったのかもしれない。
しかし、例えば「障害発生。調査中。」ということだけでも、早い段階で一報して欲しかった。
SwitchBot製品は、確かに生活を豊かにしてくれるけれど、いざ、それが失われた時のフォローが覚束なくては、今後安心して使うことができない。
スマートホーム生活はとても便利で快適な《ユートピア》だけれど、ひとたびこういったアクシデントが起こると、一瞬にして《ディストピア》になってしまうのだ。
便利だからと、あまりに依存しすぎるのも考えものだなぁ…。
ゆめゆめ心して、使っていくようにしたい。