僕は、もっぱらデスクトップPCでブログを更新している。
現在使っているPCはASUS製で、2年前に購入したミドルレンジのモデルだ。
スペック的にはまだまだ十分使える筈なのだが、最近、悩ましい事態が発生していた。
内部のファンが音を上げて回りまくるほど、PC本体が熱を有するようになった。
そう。
いわゆる熱暴走状態になってしまったのだ。
これはあくまでイメージ画像*1であり、実際に煙を上げているわけではないが、そんなことを疑ってしまうほど、その筐体は熱くなっていた。
最近、急に暑くなってきたせいなのかもしれないが、今の時期でこれでは、真夏には、完全にオーバーヒートしてしまう。
早急に何とかしなければ。
ということで、ここ1~2週間というもの、僕はいろいろと試行錯誤を行っていた。
今回はその顛末について語りたい。
Google Chromeが重いから?
最初に疑ったのは、ブラウザのGoogle chrome。
僕は、ブログを更新する際にそれを利用しており、多数のタブを開きながら更新するのが常なので、それが原因かと思った。
Google chromeの動作が重たくなる現象については、Webで多数報告が上がっており、公式のヘルプにも対応策が案内されているからだ。
僕はこういったヘルプや、ネット上の情報に従って、いろいろと試してみた。
それにより、一時的に熱は収まるのだけれど、ほどなくすると、またすぐに熱くなってくる。
Google chromeを使わなければ何とかなるかと、一時的にMicrosoft Edgeへ逃避したりもしたのだけれど、それでもだんだん動作が重くなり、結局また、発熱状態に。
アプリの問題ではない(わけじゃないが、それだけで解決しない)のであれば、PC内部に、物理的な問題が発生しているかも…?
と思い、1年ぶりぐらいにデスクトップの筐体を開けてみたら、愕然とした。
ファンの汚れが原因?
ファンが、ホコリにまみれていたからである。
羽根の下は、ホコリで目詰まりを起こしている状態。
これではファンがまともに機能せず、筐体が熱くなるのも当たり前だ。
僕は、日頃のメンテナンスを行っていたことについて後悔し、今更ながら、対策をとることにした。
と言っても…。
このエアダスターを使って、物理的に吹き飛ばしただけなのだけれどw
ただまぁ、一応目詰まりは解消されたので、これで快適に使えるぞ!
…と思ったが、甘かったorz
相変わらず、ファンは回り続け、筐体の熱も収まらなかったのだ。
ここで僕は、ふと、考えてみた。
熱暴走しないThinkPadとの違いは何か?
併用しているThinkPad X1では、同じような作業をしても、サクサクと動作して、ファンも静かに稼働する。
僕が使っているThinkPad X1は、2019年モデルなので、CPUの性能的には、断然デスクトップPCの方が上。
なのに、なぜ、デスクトップPCの方が熱暴走するのか。
…と、僕は数日悩み、ハタと気がついた。
PCの快適な操作性にとって重要なのは、CPUだけじゃない。メモリも同じくらい大切だ。
僕の購入したThinkPad X1のメモリは、16GB。
それに対して、デスクトップPCのメモリは、8GB。
これが熱暴走の原因ではないか。いや。原因に違いない!と思った。
搭載メモリが鍵だった!
タスクマネジャーで確認してみると、案の定、僕のデスクトップPCは、メモリを圧迫し、常時8GB程度まで利用されていた。
これじゃぁ、ファンが回りっぱなしになるわけだ。
ということで僕は、メモリを増強することに決めたが、念のため、物理的にも確認をしてみることにした。
再び、デスクトップPCの筐体を開け、メモリを確認。
やっぱり8GBのメモリが1本ささっているだけだった。
メモリスロットは4つもあるというのに、なんともお粗末な状況だ。
デスクトップPCは、拡張性が命なのに、こんなことに気がつかず、四苦八苦していたとは、実に情けない。
しかし、もう大丈夫…な筈。
僕は、Webでの口コミなどをもとにこれを購入した。
シリコンパワーのメモリ32GB(16GB×2)だ。
スロットは4つあるので、これを2つ買って、64GBにしようかとも思ったが、動画編集でもしない限りは、32GBもあれば十分のようなので、これで妥協。
メモリは、それを装着するPCとの相性問題も重要な要素となるが、ASUSとシリコンパワーは、どちらも台湾の大手メーカーだから、きっと問題ない。(そういう問題か?)
作業的には、もともと装着されていた8GBのメモリを外して、新しい16GBメモリを2本差すだけだから、一瞬で終了。
不器用な僕でも簡単に済んだ。
PCを再起動させた時は、「ちゃんと動くだろうか…」と、ちょっとドキドキしたが、それは杞憂に終わった。
メモリ入れ替え後のPCは…。
快適!
のひとこと。
熱暴走どころか、ファンが回る音さえもしなくなった。
タスクマネジャーの挙動を見ても、その効果は一目瞭然。
メモリの使用量は8GBを超えているが、まだ23GB超も残っている。余裕のよっちゃん(死語か?)だ。
1万円程度の出資で、まさかこんなに快適になるとは。
メモリってホント重要なんだなぁ…。
*1:熱暴走用の画像をAdobe Stockで探したのだけれど、これぐらいしか見つからなかったw