餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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Fan Errorからの脱出

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8月の中頃から、時折、激しい轟音をたてるようになってしまった僕のThinkPad T40p。
その後も、騙し騙し使っていたのだけれど、次第に轟音の出る頻度が高くなり、そして遂に…起動しなくなってしまった。画面の左上に「Fan Error」という文字を表示させて。
僕は大いに焦ったものの、このエラーメッセージは救いにもなった。それまでは原因不明で悩んでいたのだけれど、「Fan」の「Error」だということがはっきりしたのは大きい。
また、このメッセージが、問題解決の糸口になるのではないかと期待した。コアなユーザーが多い筈のThinkPadだけに、エラーメッセージで検索すれば、情報が得られるのではないかと思ったのだ。
果たして、その推測は正しかった。「ThinkPad fan error」で検索してみると、いやはや出るわ出るわ、なんと112,000件もヒットした*1ので驚いた。
ThinkPad fan error - Google 検索
そこには様々な情報が溢れていたが、要は「ファン・アセンブリーの故障であり、交換すれば直る」というのが、結論のようだった。しかし、交換せずに解決した例もあり、僕はひとまずそちらの方法を試して見ることにした。端的に言えば「ファンの掃除」だ。
交換部品は7,000円ぐらいするようだし、調達の手間もかかるので、とりあえずはそれで何とかならないかと祈った。
ただ、ファンの掃除をしようにも、ThinkPadの筐体を開けなければ始まらない。ということで、重い腰をあげて、筐体解体に挑むことにした。ThinkPadの場合、Webにメンテナンス情報が掲載されているので、手順さえ間違わなければ、自分でも筐体の解体は簡単。これは本当に素晴らしいと思う。
PCサポート - ThinkPad T40/T40p/T41/T41p/T42/T42p/T43/T43p - ファン・アセンブリーの取り外しと取り付け
僕の場合、以前キーボードとベゼルを交換した際に、ねじ穴を潰してしまったものがいくつかあり、作業は難航を極めると思っていた。しかし、慎重に作業を進めると、意外にも簡単に開けることができた。案ずるより産むが易し、だったなぁ。
案の定、内部のファンは、羽に埃がつきまくっていた。最初はダストブロワーで吹き飛ばそうかと思ったが、本体内部にガスが溜まると危険、という情報があったため、慎重に針で取り除くことにした
1枚1枚慎重にこすり落とした後、羽の下に溜まった埃を、掃除機で吸い込んだ。その後は、外した手順と逆に辿って作業終了。バッテリを繋いで、緊張しながら電源をオンすると…。
おぉ、正常に起動するではないか!
まさに「Fan Errorからの脱出」だ。心なしか、ファンも静かになったような気がする。Fan交換と違い、根本的な解決方法ではないため、再発する可能性もあり得る。しかし、1日動かしてみたところ、とりあえず問題はないようだったし、交換せずに済むなら、それにこしたことはない。
しばらくは、これで使っていこうと思う。

*1:2010年9月13日現在。


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