北海道マラソンが開催される8月下旬は、JALの繁忙期。
だから、その航空券は、たとえ早割などのチケットであっても、とても高い。
そのため、毎年僕は、北海道マラソン(以下、道マラと表記)用の北海道便に、特典航空券を使って参加している。
ただ、同じことを考える人は多く、そのチケットの争奪戦は熾烈で、特典航空券の発売開始日(搭乗2ヶ月前)には、クリック合戦に臨む必要がある。
僕は、今年もそれに参加。
なかなかJALのWebサイトにアクセスできず、苦しんだものの、何とか道マラ前日のJAL特典航空券を確保することができた。
しかし、実は、少しだけ悩ましいことがあった。
その時点で、道マラ前日の「羽田→新千歳」便は、夕方のものしか残っていなかったからだ。
僕がゲットできたのは、15:30羽田発のJAL521便。新千歳空港着は、17:05。
道マラの受付時間は20時までなので、札幌までの移動時間を含めても十分間に合う。
ただ…。僕にはひとつ懸念があった。
それだと、はてブロの道マラ前夜祭に遅刻してしまう可能性が高いと思えたからだ。
前夜祭の詳細が決まり、その開始時刻を見て、僕は、「やはり、この便だと大幅な遅刻になってしまう。」と思った。
しかし僕も、そんな状況を、ただ看過するつもりはなく、僕なりの作戦は立てていた。
そう。当日の羽田空港で、早い便に振り替える作戦だ。
JALの特典航空券は、当日、搭乗便より早い便に空席があれば振替可能だし、キャンセル待ちもできるのが大きなメリット。
昨年の秋、いったんこの制度は廃止になったのだけれど、あまりにもクレームが多かった(当たり前だ!)ためか、今年の春に復活。
それを使って、何とか、前夜祭にはオンタイムで参加するつもりだった。
ただ、そうは言っても、いざ当日の空港頼みというのも落ち着かない。
だから、ここ1ヶ月というもの、僕は毎日、目覚めるとすぐ、JALのWebサイトをチェックしていた。
JALの国内線予約航空券は、搭乗前日から数えて4日前まで、便の変更が可能となっているから、いつかきっと空席が出ると信じて、アクセスし続けた。
が…その成果は実らなかった。
道マラ前日の「羽田→新千歳」便は、17:00以降の便しか、特典航空券の変更枠が残っておらず、それだと、元の便より遅くなってしまい、無意味。
今回の場合、Webサイトでの変更が可能なのは、明日の21日までとなるため、「あとは、空港に賭けるしかないか…。」と思いつつ、今日もアクセスしてみると…。
おぉ。
なんと13:30発の便が1席だけ空いているじゃないか!
ということで…。
もちろんすぐに予約変更。
1ヶ月間、チェックし続けた甲斐があったなぁ…と思いつつ、僕は、このエントリーを書き始めた。
1時間ぐらい書き続けたところで、僕は、ふと思いたった。
僕が貴重な最後の1枠をゲットしたのだから、当然残りはゼロになっている筈。
その状況も、参考までにキャプチャして紹介しておこうか、と思ったのだ。
すると…。
空席が増えてるw
しかも、さらに早い12:30羽田発の便まで出現。
いったいどういうことなんだこれは…と思いつつ、僕は、もちろん再度振り替えることにした。
当初確保していた便よりも、3時間前も前の便で搭乗できることになり、僕は、大いに胸をなで下ろした。
それと同時に、一見奇異に思えたこの状況についても、自分なりの結論を導いた。
JALのWebサイトにおける国内線予約関連サービスは、毎日00:00~03:30にメンテナンスのため停止される。
だから、「メンテナンス明け」となる午前3時半過ぎは、前日に行われたキャンセルなどの状況を更新し、それが順次反映されていくのだ、と。
今日、突然に枠が出たのは、8月25日搭乗分における、前述の予約変更期限が迫っているためだろう。
これらの貴重な枠は、夜明けとともになくなってしまうことは確実なので、僕は、本当にホッとした。
やっぱり、早起きは三文の得なのだ。