今年の北海道マラソンを何とか走り(歩き)きった時、しばらくはマラソンなんて走りたくないと思った。
もはや僕はもう、フルマラソンを走れるランナーじゃない。
こんなにも苦しい思いをしてまで、走り続ける気になれない。
北海道マラソンだけは「特別」なので、来年も出る予定だけれど、それ以外は気楽なジョグでいい。
そう考えていた。
…が、その後毎日、気楽にのんびり走っていても、なんだか気分が晴れなかった。
夏の大目標だった北海道マラソンが終わり、次のレース予定もなくなってしまった瞬間、僕は腑抜けになってしまったのだ。
マラソンレースはとても苦しいけれど、そんなレースに出るからこそ、ランニングのモチベーションが保てているような気がした。
若い(と言っても40代だけど)頃のことを思い出す。
僕は、毎月のようにレースに出て、記録を伸ばし続けていた。
あぁ、あの頃は毎日のランニングが本当に楽しかったんだよなぁ…。
身体じゅうにガタが来ている今、当時のスピードやスタミナは戻せないけれど、でも、やっぱり、目標レースを持って、走り続けていくことが大事だと気がついた。
ということで…。
僕は、この大会にエントリーしてみた。
「はが路ふれあいマラソン」だ。
栃木県で行われるローカルな大会ではあるが、《全国ランニング大会100撰》に、7年連続で選ばれており、極めて評価が高い。
参加費は9,000円なので、近年高騰化が著しいマラソン大会の中では、比較的リーズナブル。
ナンバーカードは事前送付で、宇都宮駅からシャトルバスが運用されている為、東京から日帰りでの参加も可能。
エイドでは、地域特産のイチゴがふんだんに提供されるということで、それだけでも十分に魅力的。
しかし僕が、この大会への参加を決めた最大の理由は、コース後半に集中しているという私設エイドの《おもてなし》群だった。
とりわけ、何と言っても…。
水餃子エイドがある!
というのが最大のポイント。
どんなに苦しくても、水餃子でパワーを補給できれば、なんとか完走できるんじゃないかと思った。
だって僕は…。
【画像出展】相田みつを美術館(嘘)
レース終了後も、宇都宮駅までシャトルバスが運用されているのが魅力。
宇都宮と言えば、なんたって餃子の街。餃子ランナーの聖地。
8年前のGW(Gyoza Week)には、東京から100km走って向かったほど、熱い思いを抱いている地だ。
あの時は、折角宇都宮まで走りきったのに、胃をやられて、全く餃子が食べられず、泣く泣く電車で帰ったことを思い出す。
今年は、レース後の「宇都宮餃ビー打ち上げ」で、何とかその悔しさを晴らしたい。
レースまであと約3ヶ月。
何とか身体をまともに戻して、打ち上げまで堪能しようと思う。
おっ、ちょっと楽しみになってきたぞ。