ニューヨークのマラソン団体、NEW YORK ROAD RUNNERS からメールが届いた。
メールのタイトルは、「Apply to Run on November 1!」
そう。
今年11月1日に開催される、「ニューヨークシティマラソン2026」の抽選受付が開始されたというお知らせだ。
ニューヨークは、僕が世界で一番好きな都市。
そして、僕のランナー人生を大きく変えた街でもある。
2001年9月、初めて訪れた時の、めくるめく街並みの華やかさと喧噪に、僕は瞬時に虜となった。
そんな明るい街を、一瞬にして灰色に染めるような「あの」911事件も現地で体験した。
あまりのショックで呆然としたことは、今でも鮮明な記憶となって残っている。
それぐらい僕は、NYという街にのめり込んでしまった
だから。
2011年。ランナーになって2年目の秋。
世界中のランナーが憧れる「ニューヨークシティ・マラソン」で走れたことは、本当に至福だった。
しかもサブ4で走れて、ニューヨーク・タイムズ紙に名前も掲載。
いやはや本当に嬉しかったことを思い出す。
その後僕のランニング力は、いったんサブ3.5超クラスまで上がったものの、それをピークに下がる一方。
そんな中、2022年。
僕は2回目のニューヨークシティマラソン出走を果たす。
この時は本当に辛くて苦しかった。
大好きなニューヨークの地でなかったら、棄権したかったほど、つらかった。
しかし、何とか完走できた瞬間、やっぱりニューヨークはいいなぁと思ったのも事実。
それぐらい僕にとって、ニューヨークシティ・マラソンは特別なレースなのだ。
ただ、抽選にエントリーするかどうかは少し迷った。
抽選倍率は東京マラソン以上(10倍超)と言われているから、申し込んだところで、当たりはしないと思うのだけれど、いざ当選したら、その瞬間に参加費300ドル超が引き落とされる。
去年は、それが$315で47,983円もかかることを理由に、エントリーを見送った経緯がある。
参加費のみならず、航空券、ホテル代、現地での物価高を考えると、目眩がするような出費となるからだ。
この超円安時代に、欧米なんて行くもんじゃない。
今年は、参加費が若干上がって$330になった上に、さらに円安が進んでいるから、参加費だけで、なんと…。
51,796円
もかかってしまう。
いやはや、今年も見送りかなぁと思っていたのだけれど、エントリーページに掲載されていた、この動画を見て、僕の心は大きく揺らいだ。
いやぁ、良いなぁ。やっぱりニューヨークシティ・マラソンは最高だ。
あの街並みの、あの大声援の中を走りたい!
という思いがふつふつとこみ上げてきて…。
気がつくと、エントリーを済ませていたw
もしも当たったら大変な出費は免れないけれど、こんなプラチナチケットに当選するのなら、それも運命だと考えることにしたのだ。
今僕は、身体じゅうにガタがきており、この先、いつまで走れるかは不明。
しかも年々年老いていくので、条件はどんどん悪くなる。
ならば(まだ)元気なうちに、もう1度ニューヨークの街を走りたいじゃないか。
当落発表の日まで、しばらくは落ち着かない日々が続きそうだ。



