久しぶりに、《BlackBerry》がトレンドになっているようだったので、いったい何が起こったのだろうと思って、調べてみたら…。
BlackBerry OS終了のお知らせだった。
僕は逆に、「えっ、まだ終わってなかったのか?」と、逆に驚いてしまった。
BlackBerry社の自社OS(Blackberry OSならびにBlackberry 10)スマートフォンは、2015年のBlackBerry Classic以降発売されていない。
その後、Android OSを積んでリスタートしたBlackBerry Privも不評。
2016年9月には、BlackBerry社におけるスマートフォン開発も終了してしまった。
この時、BlackBerryは一度死んだのだ。
僕の愛したBlackberry社OSのスマートフォンたち。
Blackberry Bold 9000(写真左上から2番目)が日本に上陸してきたときの興奮は、今でも忘れられない。
日本最後のモデルとなった9900(写真左下及び中央)は、好きすぎて2台も購入した。
9900以降、フルタッチ端末の発売などで迷走を繰り返したBlackBerry社は、 Blackberry Classic(写真右下)でようやく原点回帰したが、時すでに遅し…と言った感があった。
僕は、最近、これらの端末を使うことはなくなっていたけれど、「今後は、全く使えなくなるのだなぁ…」と思ったら、寂寥がこみ上げてきた。
一度死んだBlackBerryのブランドは、意外な形で復活を果たす。
Blackberry社からライセンスを購入したTCL社が、QWRTYキーボード搭載のAndroid端末を開発・販売することになったのだ。
「BlackBerry KEYone」(写真左)と、「BlackBerry KEY2」(写真中央・右)
KEYoneの時は、いろいろと未成熟な部分があったけれど、KEY2で大きく進化。
使い勝手の良いAndroidスマートフォンに仕上がってきた。
FOXにより、日本市場でも復活し、再びBlackBerryの時代が来るか?と思ったこともあったのだけれど、そうはならなかった。
TCLもまた、ライセンス終了により、BlackBerryからの撤退をしてしまうこととなった。
またしても、BlackBerryのブランドは死んでしまったのである。
だから、2020年にこのニュースが流れた時には歓喜した。
OnwardMobility社がBlackBerry社と契約し、5G対応のBlackBerry発売を予告したからだ。
BlackBerry KEY3(仮)になるだろう、その最新スマートフォンは、当初、2021年の上半期に発売予定となっていた。
しかし、上半期どころか、2021年が終わっても、その発売はなく、噂さえも流れてこなくなってしまった。
BlackBerryは、独自OSの終了のみならず、端末としても、終了してしまったということなのかなぁ…。
最近僕は殆どBlackBerryを使わなくなっていたが、KEY2の後継機だけは、何としても入手するつもりだったので、ちょっと寂しい。