アンカー・ジャパンは、昨年4月の「Anker Power Conference -’22 Spring」で、2つの紛失防止トラッカーを発表した。
そのうちのひとつ、Eufy Security SmartTrack Linkは、昨年11月に発売されている。
これは、Appleの「AirTag」や、Tile Mateの対抗と言えるもの。
Appleの《探す》にも対応して、しかもリーズナブル。
Android端末でも利用できるとあって、有意義な商品だった。
ただ、この形状の紛失防止トラッカーは、競合が非常に多い。
品質は不明だけれど、中華製品などで廉価なものが多数出ているし、iPhoneで使うなら、AirTagの方がやっぱりいいという人もいるだろう。
僕は、既にAirTagを入手してしまっていたし、Tile Mateも持っていたので、あえて追加購入しようとまでは思わなかった。
僕がずっと気になっていたのは、アンカー発表会に登場した、もうひとつの紛失トラッカーだった。
もともとは昨年発売予定だったのだが、大いに遅れ、2月末にようやく登場した。
その名は、Eufy Security SmartTrack Card。
みんなが待っていた、カード型の超薄忘れ物トラッカーだ。
このタイプの忘れ物トラッカー市場は、これまで、Tile Slimの独壇場だった。
僕は、以前のエントリーで、その素晴らしさを力説している。
僕は、Tile Slimのおかげで、過去2度も、財布紛失の危機から救われている。
紛失という状況に使えるだけではなく、日常的にも実に便利。
僕の財布は小さくて薄いので、ついつい、どこかのポケットに入れて、そのまま所在がわからなくなってしまうこともある。
しかし、財布の中にTile SIimを装備していれば、大きな音を鳴らして探すことができるため、家の中でもすぐに発見できるのだ。
もはや、Tile Slimなしの人生なんて考えられないほど、僕は気に入っている。
昨年、後継のTile Slim(2022)をゲットして、絶賛活用中だ。
そんなTile Slimの独占市場に、アンカーが満を持して乗り込んできた。
これは注目せずにいられない。
ということで、早速ゲット。
Amazon.co.jp: Anker Eufy (ユーフィ) Security SmartTrack Card (紛失防止トラッカー)
amazon限定で行われていた発売記念特価セールは、あっという間に終了してしまい、現在は、定価販売(3,990円)となっている。
アンカーの場合、定期的にセールを行うのが常なので、また必ずセール品になると思うが、現状の定価でも、先行するTile Slim(2022)より安い。
内容物一式。
ガイドブックは、なんと9カ国語対応で、もちろん日本語解説も含まれている。
まぁ、解説と言っても、アプリを入れて接続するだけの話なのだけれど(^^;
カード本体の他、メタルクリップが付属。
いったい何に使うのだろうと思っていたら…?
トラッカーに貼り付けて、持ち物に挟んで使うことができるようだ。
使い方によっては、便利だと思う人もいるかもしれない。
トラッカーの利用は、専用アプリ(Apple、Android端末)に登録する方法の他に、iPhoneユーザーであれば、「探す」アイテムに加えることができる。
何と言っても、これがこの製品のポイントであり、最大のメリット。
AirTagは便利だけど、財布に入れられないからなぁ…。と思っていたiPhoneユーザーには、待望の商品登場だ。