ウルトラ大ヒット上映が続いている「トップガン マーヴェリック」。
2週間前、池袋のシネマサンシャインで見たIMAX上映は、未だに鮮烈な記憶として残っている。
この映画は、IMAXカメラで撮影されているため、IMAXスクリーンで最も輝く。
池袋シネマサンシャインのIMAXシアターは、日本最大のスケールを誇り、まさにIMAXの中のIMAXだから、この映画の魅力を最大限に引き出している。
最高の映画にふさわしい、まさに最高の舞台なのだ。
いったんこれを体験してしまうと、どんな劇場で見ても見劣りしてしまうのは必至なので、僕は、3回目の鑑賞をどうしようかと思った。
と、思案すること十数分。僕はハタと閃いた。
この映画の魅力を《直球》で味わうなら、IMAXシアターに叶うものはないだろう。
しかし《変化球》なら？
そう思った時、僕は、この舞台が似合っている気がした。
4DX with ScreenXだ。
「4DX SCREEN」シアターは、体感型アトラクションシアター「4DX」と、
3面マルチプロジェクション上映システム「ScreenX」が融合した体感型シアターです。
革新的なスペシャルエフェクトと、視野270度の3面マルチプロジェクション上映システムによって、今までにないダイナミックな映画体験をご提供します。
前後左右や上下に動くモーションシートと、特殊効果が売り物の4DX。
目の前の視界いっぱいに270度まで広がる3面ワイドスクリーンが売り物の ScreenX。
この2つが融合した4DX with ScreenXは、まさに最先端の上映方式となる。
「トップガン マーヴェリック」を見たことがある人ならば、この上映方式との相性が抜群であろうということは納得いただけると思う。
ただ…。
考えることは皆同じで、僕は、チケットをとるために大いに苦労した。
オンラインでの発売直後、瞬殺で席が埋まってしまうからだ。
シネマサンシャインは、現在、アプリ会員向けに特別キャンペーンを実施中。通常鑑賞料金が1,100円となっているため、尚更。
4DX with ScreenXでの特別料金は、通常料金＋1,500円となるため、1,100円＋1,500円で、合わせて2,600円もかかる。
しかし、それは全く壁にならなかった。
先週末の上映回分が3日前の夜に発売開始されたが、開始後10分間もアクセス集中で繋がらず、いざ繋がってみると、後方座席の残数は数席となっていた。（前方数列はほぼ空いていたが、前方席では、視界270度まで広がるScreenXが全く堪能できなくなってしまう。）
とりあえず、何とかギリギリで後方座席をゲットでき、先週末の鑑賞にこぎつけた。
鑑賞中の凄さは、想像を遙かに超越。
航空シーン、戦闘シーンでの4DX 効果は、とにかく素晴らしい。
それは、冒頭のタイトルミュージックシーンから始まっており、僕は思わずゾクゾクしてしまった。
風や水などが吹き付けてくるばかりではなく、首にはエンジンの熱気が襲いかかり、椅子は揺れまくって重力がかかる（わけではないのだけれど、そんな気がするｗ）。
いやはやたまらない。
4DX は、飛行や戦闘時だけの効果ではない。
マーヴェリックが、カワサキのバイクで疾走するシーンでは、まるで自分がバイクに乗っているような気分が味わえた。
ペニーが勤務するバーでのシーンにおいても、あっと驚く特殊効果がある。
そんな4DXに加えて、ScreenXがこれまた圧巻。
クライマックスの戦闘シーンでは、「4DX with ScreenX」の効果がMAXで発揮されており、とんでもない没入感に浸ることが出来る。
まるで僕も、トップガンの一員になってしまったかのような錯覚に陥った。
その結果…。
ラストシーンでは涙が溢れてきた。
僕は今回が3回目の鑑賞であり、そのストーリーはすっかりわかっている筈なのに、それでも、涙が止まらなかった。
それぐらい、強烈、猛烈な感動がこみあげてくる上映方式だと思う。
上映中は、座席や特殊効果に翻弄されてしまうため、この映画を初めて見る人には向かないと思うが、リピーターには絶対のオススメ。
