餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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満身創痍で駆け抜けた「バーチャルニューヨークシティマラソン」

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一昨日。10月24日。午前7時40分。

北赤羽駅を出て、荒川河川敷に向かった僕は、意気揚々と走り出した。

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天気は快晴。

とても涼しくて、風も殆どなく、絶好のランニング日和だった。

今年の、僕のバーチャルニューヨークシティマラソンは、ここからスタートだ。

荒川河川敷を、河口まで(25km)走ったあと、湾岸道路に出て、お台場でフィニッシュするというコースが、僕の描いた青写真だった。

25km地点までは、赤信号ストレスなどがない河川敷を、ノンストップで淡々と走行。

後半は、たぶん疲れているだろうから、休み休み、コンビニなどにも寄りながら、湾岸道路を進む予定だった。

途中、20kmぐらいまで、僕の思惑は、ぴったり合っていた。

キロ6分程度からスタートし、キロ5分40秒程度まで上げても、無理なく走り続けることができたからだ。

このペースなら、午前中にフィニッシュできるかもしれない。

僕は、完走後の餃ビーを頭に描いていたので、それを心の糧にして、淡々と走り続けていた。

しかし…。

20kmを過ぎた頃から、僕の走りは怪しくなる。

マイペースで走っているだけなのに、なんだか辛くなってきたのだ。

僕は、ここ1年、20kmを超えるロングランをしていなかったため、それが響いているのだろう。

仕方ない。僕はペースを若干落としながら、何とか進んだ。

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新砂到着。

ここは、荒川の河口なので、行き止まりだ。

僕は、一般道に出て、湾岸を走り始めた。

河川敷では、飲まず食わずで走ってきたため、それが疲れに響いているのかもしれないと感じ、まずはコンビニへ。

まずは、水分補給用にアクエリアスを購入。

糖分補給のスイーツとしては…。

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マリトッツォパンプキンをゲットした。

僕はこれまで、マリトッツォを食べたことがなく、また、ハロウィンも近いので、「旬」なスイーツを食べてみたいと思ったからだ。

ところが、これが大失敗。

なにしろ、クリームの量がもの凄いため、囓りつくことができないし、片手で持って気軽に食べられない。

そんなマリトッツォを、走りながら食べると悲惨なことになる。

…と、今になればそう思うのだけれど、この時はそれに気がつかず、口の周りも服もクリームだらけになってしまったw

ただ、一応糖分は補給できたので、僕は、少しだけ身体が回復したような気がした。

バーチャルニューヨークシティマラソンは、1日でフル距離を走りきる必要があるのだけれど、時間制限はないので、歩いてフィニッシュしても全く問題ない。

当初の計画において、僕は、河川敷を抜けた後は、適宜ウォーキングなどに切り替えながら、のんびり進む計画を立てていた。

しかし、マリトッツォ効果により、僕は身体が少し回復したような気がして、走り始めてしまう。

ここで悪夢が訪れる。

28km地点ぐらいだったろうか。

僕は、凸凹した歩道の段差に躓き、「やばい!」と思った時には、既に重心を整えることができなかった。

次の瞬間、僕の身体は、思いっきりアスファルトに叩きつけられてしまった。

痛い、痛たたっ。

僕は、倒れながら大声で叫んだ。

装着していたメガネが飛んでしまうほどの衝撃。

膝、肘、腕、顔。

身体じゅうに擦り傷ができてしまった。

特に酷いのは、膝だった。

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見苦しい写真で申し訳ないが、両膝を流血。

その痛みは半端じゃなかった。

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左腕も…。

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右腕にも血が出た。

擦り傷は、ふくらはぎや、掌、左の頬にもできており、僕は、あまりの痛みで、しばらく立ち上がれないほどだった。

不幸中の幸いは、肋骨を打たなかったこと。

僕は過去、転倒して肋骨にヒビが入れてしまったこともあるからだ。

3年前には、東京マラソン直前に転倒して左手首を骨折したこともある。

今回は、それに比べればマシだと思ったが、やっぱり、痛い、辛い。

この日が単なる練習ランだったなら、僕はここで走り止めていただろう。

一刻も早く帰宅して、ケアするに限る。

しかしこの日は、そういうわけにはいかなかった。

僕が走っていたのは、単なるバーチャルレースではない。

完走賞として、リアルの「2022年ニューヨークシティマラソン」出走権が得られるレースなのだ。

ここまで走ってきて、その権利を諦められるものか。

ということで、僕は死力を振り絞って走り(時には歩き)続けた。

とりあえず応急措置をとりたくて、薬局を探したのだけれど、湾岸道路にあるのは、工場ばかりで、街なかならどこにでもあるドラッグストアの看板は見当たらなかった。

僕は、途中の公園で傷口を水洗いした後、這々の体で先へ進んだ。

そこから約数キロ。

ようやくショッピングセンターを発見。

その中にある薬局に飛び込んで、店員さんにSOSを出した。

店員の女性は、傷だらけの僕の姿を見て驚き、そして、ひと通りの商品を選んでくれた。

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これだ。

僕は、ショッピングセンター内のベンチで、人目をはばからず(気にしてなんかいられない)身体の傷にこれらをつけた。

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応急処置完了。

よし。これで何とか今日1日は凌げる…筈。

そう思うと、僕は何とか気力を保つことができた。

その後、僕は、フィニッシュ地点の台場に向かうことにしたのだけれど、距離計算すると、(フル距離には)2km程度足りないことが発覚。

そのため、僕は台場付近をぐるぐると周回することにした。

フィニッシュ地点直前での周回は、なんだか空しくなってしまったし、台場付近は、人も多かったため、傷だらけの姿で走り続けるのは、ちょっと恥ずかしかったが、背に腹は代えられない。

何とか距離にメドがついて、フィニッシュ地点に向かうことにすると、ここでまた、計算違いが発覚w

僕は、一刻も早くフィニッシュしたかった筈なのに、43.4kmも走ることになっててしまった。バカすぎだ。

42.195kmを超えた時点で、《レース終了宣言》をすることはできたが、僕は、フィニッシュ地点にこだわった。

それはなぜか。

お台場海浜公園にそびえ立つ、ニューヨークの象徴。

そう。

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この、自由の女神像をフィニッシュ地点にしたかったからだ。

去年のバーチャルニューヨークシティマラソンで、僕は、お台場のレインボーブリッジをスタート地点にしながら、自由の女神像の存在に気がついていなかった。

だから今年のレースでは、ここをフィニッシュ地点にして、2年ぶりの借りを返そうと思っていたのである。

その夢を叶えることができ、とても嬉しい。

【関連エントリー】

傷ついたのは、身体だけではなく…。

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今回のコース。

後半、特に、転倒以降はめちゃめちゃきつくて、苦しかったのだけれど、何とか完走できて、本当によかった。

 


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