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「ラ・ラ・ランド」7冠!有終のオスカー作品賞!!と思いきや…。

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いやはやこれは衝撃だ。

世界じゅうの映画ファンが注目する、米ハリウッドのアカデミー賞、オスカーの発表会で、まさかこんな事件が起きるとは。

発表会のラスト、花形といえる「作品賞」部門で、前代未聞の事件が起きたのだ。

ドラマは、発表会の前半から始まっていた。

「ラ・ラ・ランド」は、アカデミー賞史上最多、13部門14賞の候補にあがっていたが、前半に発表された各賞では、意外とも言える取りこぼしが続き、「すわ。ラ・ラ・ランド危うしか?」などという状況になっていたのである。

しかし、美術賞を受賞して以降は勢いがつき、撮影賞、作曲賞、歌曲賞を受賞。

主要部門の発表に移っても、快進撃は続く。デイミアン・チャゼルが史上最年少で監督賞、エマ・ストーンが主演女優賞。

会の掉尾を飾る作品賞でも、当然、「ラ・ラ・ランド」が受賞するだろうという雰囲気が、会場じゅうに溢れていた。

だからこそ、魔物が舞い降りてしまったのかもしれない。

僕は、この事件を後から知り、Webに溢れる映像群で追認したのだけれど、リアルタイムで見ていたら、きっと大衝撃を受けていたに違いない。

前述の記事では、あっさりと「誤って発表」などと書かれているが、そんな単純なミスではなかったからだ。

 「ラ・ラ・ランド」の関係者たちが、喝采に包まれて登壇し、会場は大いに感動。

その後、関係者たちによるスピーチが始まり、その2人目が終わったあとでの発覚だから、ただごとじゃない。

まさに、騒然の大事件だ。

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作品賞は、「ムーンライト」。

発表会では、その後、「ムーンライト」の関係者たちがスピーチを始めるが、流石に動揺を隠せない様子だった。

いったい、どうしてこのようなことが起きてしまったのだろう…。

報道では、プレゼンターに、「ラ・ラ・ランド」主演女優であるエマ・ストーンの名前が書かれた紙が渡されてしまったとされている。

それを踏まえて、発表シーンの動画を見直してみると、おそらく、以下のような展開ではないかと推測できる。

  • プレゼンターのウォーレン・ベイティが開封
  • 用紙には、“エマ・ストーン ラ・ラ・ランド”の記載
  • ウォーレンは、その表記に一瞬戸惑う。
  • 相談しようと、フェイ・ダナウェイに見せる。
  • フェイは、その内容を一瞥。
  • 「何グズグズしてんのよ」と言わんばかりに読み上げ。

 

という流れなのではなかろうか。

それにしても…。と、僕は思うのだ。

作品賞のカードには、「Best Picture」と記載されており、ならば、主演女優賞のカードには、「Best Actress」という記載もあった筈。

なぜ、2人して、それを見逃してしまうかなぁ…。

一番の責任は、間違えた封筒をプレゼンターに渡したスタッフであり、老優ふたりに罪はない。

ただ…。

いったんは歓喜に包まれた「ラ・ラ・ランド」関係者たちの心境を思うと、どうにも切なくてやるせない気分だ。


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