感動に包まれながらゴールインした、2016年の北海道マラソン。
例年僕は、レース当日の便で帰京していたため、レース後の余韻に浸っている間もなく、日常に引き戻されるのが常だった。
しかし、今年は違った。
何とかレース翌日に休暇をとることができたからだ。
ということで、僕は、ここにやってきた。
サッポロビール園だ。
今回は、ここで、facebookのグループ、「北海道マラソンを走ろう」会の打ち上げ、懇親会が開催されることになっていた。
僕は、このグループのメンバーではなかったが、今回の北海道マラソンを一緒に走ったラン仲間の「友人枠」として、招待してもらった。
打ち上げの開始時間は、午後5時からとなっていて、僕らはその前に入場したのだけれど…。
もう、ランナーたちが集まり始めていた。
イベントの参加者は、なんと100人近く!にもなっていたようで、僕は本当にワクワクした。当日北海道マラソンを走ったメンバーが一堂に会して飲み、語り合うのだ。
盛りあがるに決まっている。
テーブルには、既に羊肉が出ており、焼かれる準備が整っていた。
今回は、ジンギスカン食べ放題、飲み放題コース。僕らは、思う存分、食べ、飲み、そして語り合った。
全国各地から集まったランナーたちの会なので、話題は、北海道マラソンだけにとどまらない。サロマ湖100kmや東京、大阪マラソンについてなど、さまざまなラン話で盛りあがった。
いやぁ、なんて楽しいひとときだろう。
このイベントは、単にランナーたちが飲んで食べるだけのものではなく、さまざまな趣向も盛り込まれていた。
特別ゲストとして…。
今年の北海道マラソン2着のサイラス・ジュイ選手。
ケニア出身だけれど、日本を拠点に高校時代から活躍しており、日本語ペラペラの陽気な選手だ。
記念写真にも気軽に応じてくれたので、沢山のランナーたちが一緒に写真を撮っていた。僕も、もちろん撮ってもらったし、さらに…。
サインもしてもらった。感激だ。
質問歓迎とのことだったので、「もっと速く走れるようになるにはどうしたら良いですか?」と聞いたところ、「練習です」という回答をもらった。確かに^^;
特別ゲストは、もう一人。
今回の大会で、アンバサダーとして参加された、阿部雅司選手。
リレハンメル五輪で、荻原健司選手、河野孝典選手とともに、ノルディック複合団体で、金メダルを獲得したアスリートだ。
ノルディック複合は、冬のスポーツだけれど、今回の北海道マラソンでも3時間8分程度で完走とのこと。夏のマラソンでも十分に強いのだ。
やっぱり、金メダリストは格が違うんだなぁと思った。
イベントの趣向は、特別ゲストだけじゃない。大抽選会も行われた。
受付時、参加者は、皆、番号をもらっていて、その番号が抽選で読み上げられ、プレゼントが当たるスタイル。
景品には、北海道メロンや、ランナー向けアイテム、特別ゲストに関連した商品など、ささまざまなものが用意されていた。
抽選会は、打ち上げの後半に始まった。
当選番号は、大きく読み上げられた後、ホワイトボードに記され、プレゼント受領とともに消されていった。
僕の番号は、いつまでたってもコールされず、あとは、ほぼ参加賞、残念賞が残るだけ…という状況。
あぁ、やっぱり今回もクジ運がなかったなぁ…と思っていた僕に、サプライズが訪れた。
景品のラスト近く、目玉だったゲストランナーグッズの発表で、僕の番号が読み上げられたのだ!
そう。
前述、阿部雅司選手のゼッケンと、サイン入り記念写真。金メダリストの記念グッズは、とても嬉しい。
当選者として、一緒に写真も撮って貰えたし、実に感激だ。
美味しい料理とお酒、そしてラン話を堪能できた上、素晴らしいプレゼントまでいたただき、感動のひとこと。
今回、参加できて、本当に良かった。