昨晩、イチローが搭乗したシアトル行きの便は、搭乗口が51番に変更された。
51番は、もちろん、イチローがオリックスやマリナーズ時代につけていた背番号。
全日空も、粋な計らいをするものだ。
そんな思い出深い番号のゲートをくぐって、《伝説の男》は、シアトルに戻ってしまった。
イチローは、今後、どのような人生を送るのだろう。
それは、記者会見で明らかにされなかった。
あれだけの戦績を残した選手だから、普通ならば、監督への道を思い描いてしまうのだけれど、そのつもりはないようだ。
日本に戻ってくれば、「引く手あまた」であることは間違いないが、そもそも、日本に戻ってくるのかどうかもよくわからない。
イチローの性格からして、まだしばらくは、シアトルに滞在しそうな気がする。
ならば。
そんなイチローがいるうちに、シアトルの地を走りたい!
という気持ちが、ふつふつとわき上がってきた。
「ICHIRO」にあやかった(?)「ICHIZO」のゼッケンは、シアトルのレースでつけてこそ、意味がある筈だ!…と、思えて仕方がなくなってきた。
単なるマラソンレースではなく、《ロックンロール・マラソン》シリーズのひとつ、というのもいい。
《ロックンロール・マラソン》は、米国を中心に世界7カ国、30都市以上で開催されているマラソンシリーズのこと。
大会のテーマは【音楽とマラソンの融合】であり、コース内では至るところでバンドの生演奏が流れ、その中を楽しく走ることができるのだ。
僕は思い出す。
10年以上昔、ニューヨーク訪問のついでに、フィラデルフィアを訪れた時。
ちょうど、このロックンロールマラソンが開催されており、まさに音楽とマラソンのお祭りだったことを。
フィラデルフィアの街じゅうで鳴り響く音楽の中、沢山のランナーたちが、僕の眼前を駆け抜けていった。
その時、僕はまだ、ランニングをしたことがなかったのだけれど、でも、「あぁ、楽しそうだなぁ。面白そうだなぁ」と思った記憶がある。
僕の人生において、初めて生で観戦したマラソン大会だ。
その後、数年経って…僕は自分でも走り始めることになる。
僕がランナーになった理由は多々あるが、そのひとつとして、《ロックンロール フィラデルフィア ハーフマラソン》の記憶があったことは間違いない。
だから。
僕は、いつかまた、フィラデルフィアを訪れてみたい、あの地で、ロックンロールにまみれながら走りたい、という夢を抱いていた。
そんなロックンロールマラソンが、フィラデルフィアに限らず、全米各地で行われているということは、つい最近知った。
そして、その都市の中に、シアトルが含まれていることを、今回知った。
しかも…。
シアトルの大会には、フルマラソンがある!
フィラデルフィアの大会では、フルの設定がなく、メインレースは、ハーフマラソンとなっていた。
僕は、ハーフよりも、断然フルが好きなので、ならばシアトルの方がいい!
おぉ、何としても走りたくなってきたぞ。
今年の開催日は6月9日となっており、時期的にはちょっと難しいのだけれど、ちょっと本気で検討している。
と、書きながら、いろいろと調べてみたところ…。
シアトルでは、冬の時期にも「シアトルマラソン」というものが開催されるようだ。
しかも、こちらはなんと、今年が50回目の記念大会!ではないか。
ニューヨークシティマラソンの記念大会には出場が叶わなかったので、代わりにこちらを選ぶ、という選択肢はあるかもしれない。
ただ、Web上には、このマラソンに関する情報がなかなか見つからず、やっと見つけた情報での評価も、ちょっと微妙。
うーん、やっぱりロックンロールマラソンの方がいいのかなぁ…。
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