嬉しいニュースが飛び込んできた。
https://t.co/zM2eCwsmQB
— suguru osako (大迫傑) (@sugurusako) 2022年2月7日
立ち止まるも自由だし、走り始めるのだって自由。僕の人生だから。
ワクワクしよう。
また走り始める。 pic.twitter.com/EhPWQukvcF
大迫傑のカムバック宣言だ。
昨年の夏。
このレースをラストにすると、退路を断って臨んだ東京マラソン2020で、見事に6位入賞。
レース後の男泣きに痺れて、僕も泣きそうになってしまったことを思い出す。
当時の大迫傑は、東京マラソンに全力で賭けていたから、それで引退すると決めた気持ちに間違いはないだろう。
しかし、人間の気持ちというのは、そんな単純なものじゃない。
揺れ動いていくのも、また、大迫傑らしくて素晴らしい。
立ち止まるも自由だし、走り始めるのだって自由。僕の人生だから。
ワクワクしよう。また走り始める。
もちろんその通りなのだ。
2月6日の別府大分毎日マラソンでは、大迫傑と親交の深い鎧坂哲哉が、大会新記録で2位になった。
大迫傑はまだ30歳で、鎧坂哲哉(31歳)とほぼ同期。まだまだ十分やれる。
テレビ中継のゲストになっていた大迫傑にも、期するものがあったろう。
今度は僕が復活する番だという思いを強めただろう。
その翌日、満を持しての復活宣言になった。
大迫傑自身のブログメディアである「SKETCH BOOK」では、復活に関して、より詳しいコメントと動画も発表されている。
ランニングが連れてきてくれるものなんてないような気がしてて。
むしろ存在するいろんなノイズを走ることによって置き去りにしていくような感じ。
今はただ、またレースを走ってみたいって思ってる。
もっとシンプルに。もっと真っ直ぐって。
そう思ったら、もう熱が冷める前にすぐにアクションしたいタイプで。
走り終えたけど、また走りはじめたいなって。また始めたっていい。何度だって。何度でも。
いやぁ、ほんとに格好いいなぁ。
復活宣言をした以上は、結果を出してくれる筈なので、大いに期待したい。
そんな大迫は、今年の夏、3年ぶりに開催される(筈の)北海道マラソン2022で、スペシャルアンバサダーに就任している。(1月31日発表)
僕は、北海道マラソン2022に出場予定なので、そのニュースを知った時は、本当に嬉しかった。
就任にあたって、大迫傑から寄せられたメッセージが興味深い。
【大迫傑さんからのメッセージ】
北海道の気候風土は、私がトレーニングをしてきたオレゴン州ポートランドにとても似ていて、ランナーとしての自分にとっても馴染みやすい土地でしたが、昨年の東京オリンピックのマラソンで走ったことでかけがえのない場所となりました。
オリンピックでは十分に景色を楽しむことができなかったので、改めて札幌のコースを味わいたいと思っています。
北海道のマラソンファン、ランナーの皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
「改めて札幌のコースを味わいたい」という言葉が、ちょっと意味深だ。
発表時は、スペシャルアンバサダー就任ということだったけれど、復活宣言を機に、「選手として」北海道マラソンを走ってくれるというサプライズはないだろうか。
大迫傑がスペシャルアンバサダーというだけで、北海道マラソン2022は大いに楽しみだったけれど、レースに出場してくれるなら、こんなに嬉しいことはない。
いずれにしても、今年の夏が本当に楽しみだ。