いよいよ今日からGW。
一般的には、Golden Weekの略称とされているが、それだけじゃない。Gyoza Weekでもあるのだ。
GWは、日ごろの憂さを晴らすために、
それが証拠に、GWの開幕にあわせて、
ということで、今週発売になった2冊を、
どちらも、まだパラパラと見ただけで、細かいところまでは読みきれていない*1のだけれど、取り急ぎ、簡単にご紹介させていただこう。
まずは、餃子の教科書。
餃子の教科書 ([バラエティ])
何と言っても、そのネーミングがいい。
教科書を読んで、餃子の知識を高めるには、まさに、GW(Gyoza Week)が最適だ。
目次を眺めているだけでも、心が躍る。
特集内容も充実。
「餃子遺産」「餃子検定準一級!」「餃子、マニアック、ッス!」…どれもこれも、実に魅惑的な特集になっている。
餃子遺産に選ばれた3軒の店のレビューは、どれもドラマチックに書かれていて、単なる店舗の紹介にとどまっていない。
僕は、3軒中2軒は訪問済みだったけれど、また行きたくなったし、巻頭に紹介されている広島の店は未訪問なので、今度広島を訪れる機会があったら、絶対に行ってみたいと思った。
「餃子検定準一級」特集は、基礎知識から始まって、皮・餡・タレ・包み・焼き・水餃子・揚げ餃子・盛りつけと、丁寧に解説。これを一通り学べば、僕でも美味しい餃子が作れそうな気がする。
「餃子、マニアック、ッス!」の切り口もいい。トピックス部分は、餃界のスペシャリスト、東京餃子通信主宰の塚田さんセレクトだから文句なし。
その他も豆知識満載だから、これを一通り読んでおけば、餃子会での話題に困ることもなさそうだ。
「餃子の要は、皮にあり。」
この特集も素晴らしいなぁと思って、よく見たら、流石、これも塚田さんが関わっている記事だった。
「餃子は皮が命!!」のキャッチコピーが最高の「餃子のパプア」を皮切りに、【厚皮】【薄皮】それぞれの名店が次々紹介されている。
僕は、まさに、餃子は皮が命だと思っている*2ので、とても興味深く読んだ。
まだまだ細かいところを読み切れてはいないが、GW中にはしっかり読み込んで、餃子検定に合格したいw
そして。
餃子だらけのアンソロジー本も出た!
アンソロジー 餃子
これもまたいい。
その名の通り、餃子に関するエッセイを集めたアンソロジーなのだけれど、本の帯にズラリと並んだ、その執筆陣が凄い。
当代の有名作家陣だけでなく、各界の著名人たちが多数。
エッセイのタイトルを眺めているだけでも、ワクワクする。
なんと、39篇もの珠玉エッセイが並んでいるし、本の随所には、素敵な餃子写真も折り込まれている。
まだ僕は、パラパラと目を通しただけなのだけれど、皆、餃子愛に溢れていて、素晴らしい。餃子というのは、本当に、誰にも愛される国民食なのだなぁということが実感できる。
餃子ランチを食べた昼下がり、烏龍茶でも飲みながら、じっくり読み進めたい本だ。
ここに掲載されている餃子エッセイは、さまざまな本や雑誌などからセレクトされたものなので、僕は、初めて目にするタイトルが多かった。
しかし、1つだけ例外がある。
餃子の王様、パラダイス山元さんの【「タモリ倶楽部」餃子新年会】というエッセイだ。
これだけは、もう、何度も何度も読んだ。もしかしたら、一部は暗唱できるかもしれない。そう、このエッセイは、僕の餃子バイブルである書に収録されているものだからである。
餃界人必携必読!「読む餃子」
そう、「読む餃子」だ。
僕は、なんで3冊も持っているのかと言うと…。
そのうち2冊が、貴重なサイン本だから。
僕は、この本を読み返すたびに、サインをいただいた時の感動が甦る。これは、僕が特別というわけではなく、パラダイス山元さんは、誰に対しても、懇切丁寧にサインをしてくださる。
この本には、パラダイス山元さんの、そんなサービス精神の素晴らしさが、餃子エッセイという形で溢れている。
餃子好きであれば、ページをめくるたびに頷き、笑い、感動してしまうことは間違いない。
読む餃子 (新潮文庫)
もしも餃子好きで未読の人であれば、このGW中に、是非読んでいただきたい本だ。
※今週のお題「ゴールデンウィーク2016」