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シャーロックから天才数学者へ。ベネディクト・カンバーバッチの世界に染まった「イミテーション・ゲーム」に感服

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今更だけれど、「シャーロック」に嵌まっている。
これは、シャーロック・ホームズを現代版にしたTVドラマで、数年前から大きな話題になっていたものだ。僕が定期購読している「ミステリ・マガジン」で、過去何回も特集されており、いずれも完売になっているというのだから、ミステリファンお墨付きのドラマといっていい。
そのあまりの人気ぶりに、即日完売店続出だった去年の7月号は、危うく買い損ねるところだったほど。とにかく凄いドラマなのだ。
だから、見たい見たいと思っていたものの、例によって、ズボラが災いして、ここまで経ってしまった。ということで、今更第一シーズンを見始めているのだけれど、第一話から嵌まりまくり。いやはや、これは本当に面白い。
1話の尺が(海外テレビドラマとしては)長く、1時間半あるので、なかなかまとめて見ることができず、まだ第二シーズンの途中。しかし、まだ第三シーズンまでしかないため、まとめて一気に見てしまっては、勿体ないという思いもある。
僕は、完璧なシャーロックの副読本である「ミステリ・マガジン」の特集号をまとめて持っているので、それがようやく役に立つ。

まずは、これまでのドラマを振り返りながら、特集号を堪能したい。
「シャーロック」の主役は、イギリス映画界の雄、ベネディクト・カンバーバッチ
この春、そんな彼が天才数学者を演じた映画が日本で公開され、大いに話題となっていた。先週、ちょうど馴染みの名画座に下りてきたので、先週末の休日出勤時に鑑賞した。

その映画は、「イミテーション・ゲーム」。
副題は、「エニグマと天才数学者の秘密」。第二次世界大戦時、解読不可能と言われたドイツ軍の暗号<エニグマ>に挑んだ、天才数学者アラン・チューリングに関する物語になる。
実を言うと、最初はちょっと戸惑いがあった。ベネディクト・カンバーバッチは、天才数学者のアラン・チューリングを演じたのだけれど、明晰な頭脳から繰り出す皮肉や行動が、どうにもシャーロックを彷彿させてしまうからだ。
しかし、それも序盤だけ。実話をもとにしたというストーリーの素晴らしさもあり、途中からはぐいぐい引き込まれた。
相棒ジョンとのコンビネーションが大きな軸となる「シャーロック」に対して、「イミテーション・ゲーム」はチームでの戦い。3つの時代を行き来する映画でありながら、全く混乱せずに見続けることができるのは、脚本が素晴らしいゆえだろう。
ベネディクト・カンバーバッチの個性的な演技が冴え渡る、実に重厚な映画になっているので、メディア化されたら、また見てみようと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=Lzd7MAd0J5A:MOVIE


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