餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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「なぜ走る?そこに餃子があるからだ」ラン30kmの記録(第三章)

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(承前)
国道15号線第一京浜
僕らはまるで、箱根駅伝の9区ランナーになった気分で(ホントか?)走った。目指すは鶴見。そこで僕らを待っているのは、中継所ならぬ餃継所だ。
何しろ、横浜からは7kmもあるので、これまでのように誰もが快調…というわけにはいかず、ペースもだんだん遅くなってきた。心なしか皆の口数も少なくなってきたような気がする。しかし、ただひたすら、僕らは次の餃子を目指して走った。
そしてようやく辿り着いた鶴見。待望の4軒目。
その店は、餃子王から予め予告されていたとはいえ、餃子マラニック的には意外ともいえるチョイスだった。
餃子の王将 in 鶴見

なんと、「餃子の王将」だ。
7kmも走って、どこにでもある王将って…?と思った貴兄。それは違う。これは、餃子王の深い配慮の賜物なのである。
横浜〜川崎間にはこれといった餃子の名店がなく、鶴見あたりで1軒寄っておかないと、10Kmものロングランになってしまう。それを踏まえた上で、「あえて」の王将選択だったのだ。
確かに、王将はどこにでもあるが、だからと言って不味いわけではない。さらにこの日は、餃子の日で餃子1人前が41円引きの190円(!)という超破格値。5人前頼んでも1,000円を切る!という圧倒的なコストパフォーマンス。これは寄るしかないではないか。
懐にも優しい餃子マラニック、やっぱり最高だなぁ。
焼餃子(よく焼き)@餃子の王将

餃子はもちろん「よく焼き」で注文。
そのせいか、やたらと出てくるのに時間がかかり、さらにはそれほどよく焼いてもいないような気もしたのだけれど、一口食べたら、そんな些細な不満も消えた。
いやぁ、旨いじゃないか。食べ慣れた味である筈なのに、いつもより断然美味しく感じた。
しかも6個で190円。1人あたりの割当は3個だったから、100円弱でこの幸せ。文句のつけようがない。7km走ったあとで少し疲れてもいたし、みんなで食べたということも大きいけれど、至福の餃子だった。
ひとしきり公園で休んだ後、僕らは次の目的地、川崎へと向かった。
計算上は鶴見から3.7km。そろそろメンバー内に疲れも見えてきたけれど、まだまだ先は長い。僕らは次なる餃子店目指して走った。
そして辿り着いたのは…。
成喜 in 川崎

川崎駅前にある「成喜」という店だった。 
例によって1人あたり数個しか食べない予定なので、またしてもお持ち帰りか…と覚悟していたのだけれど、この店は、快く僕らを受け入れてくれた。
それだけではない。店の女将さんと思われる人は、僕らのスタイルを見て、「中華街から走ってきたの?」「これから何軒回るの?」「えーーっ凄いわねぇ。」などと、優しい言葉を次々かけてくださった。
ランニングで喉が渇いている僕らは、あっという間に水を飲み干してしまったりしたが、水の補給も頻繁にしてくれた。餃子数個しか食べない客なのに。感謝、感謝だ。
焼餃子@成喜

店の温かさもさることながら、餃子自体もとても美味しかった。
ボリュームたっぷりで、キャベツがざくざくの食感。とても食べ応えがあった。大満足。
かわさき餃子みそ

餃子には、この「餃子みそ」というのをつけて食べた。単体だと味が濃いので、酢とラー油で薄めて調味料に仕上げる。(と、餃子王から教えていただいた。)
この店のオリジナルという訳ではなく、かわさき餃子舗の会が発売しているもので、加盟店には皆置いてあるらしい。僕は初めて食べたのだけれど、成喜の餃子にはとても合う気がした。
温かい店で美味しい餃子を食べ、心も温かくなった僕らは、再び次の餃子店を目指して走り始めた。川崎市を抜け、多摩川へ。
六郷橋を渡る途中、この看板を見つけた時は、胸が熱くなった。
いざ、東京都に突入!
おぉぉ、東京都だ!
中華街から始めた餃子走路が、遂に東京まで繋がった。皆、走りながら快哉を叫んでいたので、この感動は、メンバー共通の思いだったと思う。
東京都、そして大田区と言えば、次なる目的地は、もちろん餃子の聖地と言えるあの…。(以下、第四章へ続く。)
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