餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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横須賀〜東京ひとりマラソン顛末記(その5 翻意)

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(承前)
42.195kmから先は、気力だけが頼りだった。
フルマラソンのレースよりも、十分ゆったりしたペースで走ってきたから、身体は楽…な筈なのだけれど、そうでもなかった。何しろ、まともな食事も休憩もせずに横須賀から6時間も走り続けているせいか、疲れがどっと吹き出してきた。
僕の頼りは、ほぼ1時間おきで交互に口にしていた、ショッツエナジージェルアミノバイタル、そしてドリンクだけ。まさにレース並みの過酷な状況で走った。
あくまで練習と割り切れば、ゆったり休んで食事をしても良かったかもしれないが、今回はマラニックではなく、あくまで「ひとりマラソン」だと決めた以上、それはグッと堪えた。
しかし、東京都に入り、フル距離以上を走ったことで、「もうそろそろ終わってもいいだろう」という思いが心にこみあげてきた。
脚はまだ大丈夫な感じだったけれど、暑くなって来て身体全体がヘバっていた。手に持った水を頭にかけながら走っていたほど。
2012.5.6横須賀〜東京ひとりマラソン:案内板

だから、この標識を見た瞬間、僕は品川をゴールに決めた。
日本橋までの10kmだと耐えられそうになかったが、品川までの2kmならば気力で乗り切れると思ったからだ。
横須賀から品川までは、50kmを超える。当初の目的であった「50km走の経験」というポイントも満たす。決まりだ。餃子マラニックの時のように、一味玲玲に行って美味しいランチを食べよう。そう考えると、俄然気力が湧いてきた。
ということで、渾身の力を振り絞って、品川までの道程を走った。
2012.5.6横須賀〜東京ひとりマラソン:品川駅

品川駅到着。ついにひとりマラソンゴール!
の、つもりだったのだけれど…。僕は何となく違和感を感じていた。餃子マラニックの時、もう何軒か餃子店を巡るつもりだったのに、品川で時間切れになってしまったことを思い出したのだ。
あの時の借りを返したい。そんな思いがふつふつとこみ上げてきた。
そんな思いを抱きながら品川駅付近をゆったり走っているうち、とあるものを目にしたことで、あらたな決意が浮かんできた。(以下、続く。)
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