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KING OF POPの神髄を見た!「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

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昨日、11月1日の「映画の日」に合わせて観賞。
流石に大人気で、館内最大スクリーンでの上映だったにも関わらず、開演1時間前には完売。僕はWebでチケット予約していたからよかったようなものの、そうでなければ間に合わなかった。

実を言うと、僕はマイケル・ジャクソンに殆ど興味がなく、歌も数えるほどしか知らない。いくら、各所で圧倒的に評判がいい映画とはいえ、そんな人間でも楽しめるのだろうかと思って臨んだ。
しかし、それは杞憂だった。
正直に言うと、興味がなかった分、前半は少しきつかった。しかし、それでも乗り越えられたし、マイケルの凄さに酔いはじめてからは、刮目しながら見続けた。
2時間の映画で、僕はすっかりマイケル・ジャクソンの凄さに打ちのめされてしまったのだ。半分以上の曲を知らなかった僕でさえ圧倒されてしまうのだから、ファンならば、本当にたまらない映像の数々だろう。まさに珠玉の超絶ドキュメンタリーだ。
映画の内容は、事前の想像とはかなり異なっていた。今年ロンドンで実施予定だったコンサート「THIS IS IT」のドキュメンタリー映画ということで、コンサート実現前に急逝したマイケルを偲ぶような内容も交えた演出になっているかと思っていたのだ。しかし、その想像は全く違っていた。
関係者のインタビューこそ織り込まれているものの、それはあくまで、本編で輝くマイケルの凄さを際立たせるための傍流に過ぎなかった。映画全編を通して迫ってくるのは、とにかく圧倒的なマイケルジャクソンの歌声とダンスの数々だった。これがリハーサルの姿なのか?これが50歳なのか?と思ってしまうほど。実にパワフルで、ポップで、エキサイティングなステージだ。
スタッフ達に対する、マイケル・ジャクソンの姿勢も素晴らしい。天下のスーパースターでありながら、驕らず、しかし的確にコミュニケーションをとって、演出を極めていく。発想力は豊かで斬新、かつ、細部へのこだわりも忘れない。いやはや、完璧だ。だからこそマイケルは、何十年もの間、世界中の憧れを集め続けたKING OF POPになれたのだなぁという思いを、僕は強く感じた。
このドキュメンタリーは、今後、DVD化などもされるのかもしれないが、もしも時間に余裕があるのなら、是非とも映画館で観て欲しい。大スクリーンと大音響で鑑賞してこそ、マイケルの素晴らしさが堪能できると思う。
エンドロールの間も、コンサートの余韻は残っている。だから、殆どの人は席を立たなかったけれど、それは正解。最後の最後にサプライズが待っているからだ。こらから見に行かれる方は、絶対にエンドロール終了まで見続けて欲しいと思う。マイケルからの大切なメッセージを聞き逃すことのないように。
マイケル・ジャクソン THIS IS IT - オフィシャルサイト

劇場入口に飾られていた看板。
映画の感慨に浸りながら見ると、感動もひとしおというところだったのだけれど…。「マイケル観るならマイカルだ!」と言う陳腐な駄洒落が、看板の素晴らしさを台無しにしているような気がする。誰か止めるヤツはいなかったのか。


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