映画の日には、昨日エントリーした「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」だけでなく、この映画も観ていた。
ベタベタなラブストーリーで、あまり僕の好みではないのだけれど、「ゴースト/ニューヨークの幻」(これは好きな映画!)の脚本家が手がけたということと、SFチックなテーマに期待して観賞。タイムトラベルものだけに、ネタバレにならないように書くのが非常に難しいので、感想は簡単に。
ひとことで言えば、レイチェル・マクアダムスが可愛い!ということに尽きる(ヲィ
僕は、図書館のシーンで、最初に彼女が出てきた瞬間に痺れた。何という素敵な、輝きに溢れた笑顔だろう。その思いは、映画のシーンが、驚天動地のようなストーリーを描き出してからも変わらなかった*1。
何しろ、愛する人がタイムトラベラーという「通常はあり得ない」設定だ。だから、その妻の心理描写はかなり難しい。しかし、彼女は純粋無垢な役柄を、忠実に描ききっていた。信じるに足る下地は、ストーリーに盛り込まれていたけれど、それにしても良かった。
映画の内容は…細かく問うまい。随所に「いくらなんでもタイムパラドックスすぎるだろ!」と思うシーンが多発。SFファンとしては耐えられないところもあったのだけれど、そこで立ち止まってしまうと、この映画の本質を見失う。
あり得ない世界において、究極の愛を描き出すという点では、確かに、「ゴースト/ニューヨークの幻」の脚本家が手がけた作品なのだなぁ、という思いがした。
映画の日だったにもかかわらず、観客の入りはガラガラだったので、もしかすると早々に打ち切られてしまうかもしれない。気になる方は、早めの観賞をお薦め。
映画の原題は、「The Time Traveler's Wife」となっている。「時間旅行者の妻」だ。直訳タイトルはベタすぎるにしても、最近の邦題傾向では、「タイムトラベラーズワイフ」(もしくは原題のまま)となるのが自然だろう。しかし、それをあえて「きみがぼくを見つけた日」というタイトルに変更したのは、センスがいいと思う。
…と書いたあと、ググってみたら、主演レイチェル・マクアダムスの出世作タイトルが、「きみに読む物語」だということがわかった*2。今回の邦題は、それを意識したものなのかもしれない。