天才を背にさらなる高みへ。
メイショウサムソン、圧巻の春秋盾制覇!!
着 | 枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 通過順 | 上3F | 人 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | ▲ | メイショウサムソン | 牡4 | 武豊 | 58 | 1.58.4 | 05-04-04 | 34.6 | 1 | |
2 | 5 | 9 | △ | アグネスアーク | 牡4 | 吉田隼人 | 58 | 1.58.8 | 21/2 | 07-07-07 | 34.7 | 7 |
3 | 3 | 6 | カンパニー | 牡6 | 福永祐一 | 58 | 1.58.8 | クビ | 10-10-10 | 34.6 | 6 | |
4 | 8 | 15 | △ | ポップロック | 牡6 | ペリエ | 58 | 1.59.0 | 11/4 | 13-13-14 | 34.4 | 4 |
5 | 2 | 3 | コスモバルク | 牡6 | 五十嵐冬 | 58 | 1.59.1 | クビ | 01-01-01 | 35.7 | 11 | |
6 | 6 | 12 | ★ | アドマイヤムーン | 牡4 | 岩田康誠 | 58 | 1.59.1 | クビ | 09-07-07 | 35.0 | 2 |
7 | 4 | 7 | シルクネクサス | 牡5 | 四位洋文 | 58 | 1.59.1 | ハナ | 07-07-07 | 35.1 | 15 | |
8 | 7 | 13 | △ | チョウサン | 牡5 | 横山典弘 | 58 | 1.59.2 | クビ | 16-16-15 | 34.3 | 5 |
9 | 7 | 14 | ○ | ダイワメジャー | 牡6 | 安藤勝己 | 58 | 1.59.3 | クビ | 05-06-06 | 35.4 | 3 |
10 | 5 | 10 | ◎ | ブライトトゥモロー | 牡5 | 後藤浩輝 | 58 | 1.59.4 | 1/2 | 10-10-10 | 35.1 | 10 |
11 | 3 | 5 | ローゼンクロイツ | 牡5 | 藤岡佑介 | 58 | 1.59.5 | 3/4 | 13-13-10 | 35.2 | 13 | |
12 | 2 | 4 | デルタブルース | 牡6 | 川田将雅 | 58 | 1.59.7 | 11/4 | 02-02-02 | 36.1 | 12 | |
13 | 6 | 11 | △ | シャドウゲイト | 牡5 | 田中勝春 | 58 | 2.00.1 | 21/2 | 03-04-04 | 36.3 | 9 |
14 | 1 | 2 | エイシンデピュティ | 牡5 | 柴山雄一 | 58 | 1.59.2 | 降着 | 03-03-02 | 35.6 | 14 | |
15 | 8 | 16 | マツリダゴッホ | 牡4 | 蛯名正義 | 58 | 2.00.1 | ハナ | 10-10-10 | 35.8 | 8 | |
16 | 4 | 8 | ボンネビルレコード | 牡5 | 柴田善臣 | 58 | 2.01.8 | 大差 | 15-15-15 | 36.8 | 16 |
通過 36.1-47.7-59.6-71.5 上り 70.7-58.8-46.9-35.0平均 1F:11.84 / 3F:35.52
単勝 1 \290
複勝 1 \150 / 9 \780 / 6 \690
枠連 1-5 \2250 (7)
馬連 01-09 \4970 (13)
ワイド 01-09 \1690 (13)/ 01-06 \1610 (12)/ 06-09 \7240 (55)
馬単 01-09 \6730 (19)
3連複 01-06-09 \36730 (85/560)
3連単 01-09-06 \183380 (400/3360)
凱旋門賞断念も、馬インフルエンザの影響も、まるで関係なかった。まさに圧巻としかいいようがないほど、メイショウサムソンのひとり舞台だった。これまで、重賞では僅差の勝利を重ねてきた馬が、今回はなんと2馬身以上の着差をつける圧勝劇。
エイシンデピュティの大斜行により、アドマイヤムーンはじめ、多くの馬が被害を受けたせいもあっただろうが、もしもそれがなくても、メイショウサムソンの勝利は動かなかったろう。それほどまでに、格が違うというようなレースだった。
実を言うと僕は、今回、メイショウサムソンの乗り変わりに、あまりいいイメージを持っていなかった。最近の武豊は、やたらと後方から行って届かないという競馬が多く、消化不良のイメージがあったからだ。今回そういった競馬をされてしまうと、メイショウサムソンの強力な先行力と勝負根性が殺されてしまうと思った。
しかし、それは全くの誤認だったのだ。思えば、前人未踏の3,000勝を成し遂げようとする天才に対して、失礼な不安だったかもしれない。武豊は、しっかりと先団の好位置をキープし、直線に入ってもメイショウサムソンの気を抜かせずに、後続を突き放した。実に申し分ない勝利だ。
もちろん、これは騎手だけの力ではなく、馬の成長力もあるのだろう。流石は、オペラハウス産駒である。テイエムオペラオー同様、今後は無敵の連勝街道を突っ走っても決して不思議はないと思っている。
2着のアグネスアークには驚いた。2度あることは3度ある。金曜夜の1番人気はダテじゃなかった。この馬を追いかけ続けている人は、今頃家でも建てているのではないか。3戦連続で波乱を演出(3連単は全て10万超馬券!)しているのだから、恐れ入るばかりだ。
そして3着は、福永祐一のカンパニー。「G1で気配を消している福永は買い」というのは何度も言っているのだけれど、こうやって、僕が買わない時に限って来るんだよなぁ…。
ポップロックは位置どりが後ろ過ぎ。ペリエ、時差ボケか?アドマイヤムーンは斜行の影響が痛かった。あれがなければ3着はあったかもしれない。ダイワメジャーも斜行の影響を受けているが、あれがなくても去年の勢いはなかった気がする。流石にピークを過ぎてしまったのだろうか。