餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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阪神カップ

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なぜか突然出現した1400メートルのG2レースである。先週の鳴尾記念のように、同一重賞の距離や条件をコロコロ変えてお茶を濁すことが多いJRAにしては珍しい意欲的な新設重賞だ。
1着賞金は7,000万円で、札幌記念と並んでG2では最も高い。さらには、国際レースにも指定されているという気合の入り方である。新装阪神の記念重賞という見方もあるようだけれど、内回り1400メートルに関しては、従来から何も変わっていない筈だ。
個人的な感想を言えば、この重賞は、香港へのJRA馬流出阻止レースなのだろうと思っている。スプリンターとマイラーの両方が出走できる1,400メートルの距離というのがミソで、この重賞がなかったら、香港スプリントや香港マイルに、もっと有力馬が流れていたかもしれないからだ。
出走できれば1番人気もあり得たキンシャサノキセキ除外は残念だけれど、それでも、実力拮抗の好メンバーが集まったと思う。
想定メンバーの時点から狙っていたのは、ステキシンスケクンだった。気分良く走らせることが身上の超ムラ馬だけに「小牧→ルメールの大鞍上強化」は文句なし。さらに1枠1番を引いたことで鉄板とまで思っていたのに、痛恨の出走取り消し。これで急にわからなくなった。
1番人気は、なんとコートマスターピース。欧州G1馬であるし、日本の馬場も2度目というのが評価されたのかもしれない。ただ、欧州短距離路線は層が薄く、その実績を素直に評価するのは危険だと思う。鞍上もペリエとはいえ、デットーリに比べれば若干落ちる。日本の短距離界も負けじと層が薄いため、無印にはできないけれど、押さえの一角でいいと思う。
本命は武豊マイネルスケルツィ。一見ムラのある成績だが、東京コースと距離不適の2000メートル戦以外は堅実に走っている。前走のマイルCS4着も大健闘だ。「大先生→武豊」の鞍上強化という点も含めると、もっと人気になっておかしくない筈なのに、そうではないのだけが不安。万一の騎乗停止を考えて*1、武豊が必要以上に安全運転をする可能性もあるが、好位で競馬ができるこの馬ならば、それほど気にしなくて良いと思う。
対抗はプリサイスマシーン。高齢馬だけにあてにならない面もあるが、この秋に同距離の重賞を勝っているのだから、衰えはないだろう。騎乗予定だった松岡正海が負傷するというアクシデントがあったものの、なんと、アンカツが空いていた陣営はツイている。過剰人気になってしまう嫌いはあるが、アンカツの腕は、それを差し引いてもなお魅力だ。
一発があればコスモシンドラーを。1600万下を勝ったばかりとはいえ、同距離重賞の阪急杯2着があり、ここでも見劣らない。南半球産のこの馬にとって、これからが本格化の時期だ。
連下には、前述コートマスターピースの他、堅実に走るようになってきたシンボリグランと、右回りでは若干評価が落ちるG1馬2頭(アサクサデンエン、オレハマッテルゼ)まで。
馬券は、◎○2頭軸→▲△△△△並びに◎▲2頭軸3連単マルチ→△△△△の54点買い。
◎マイネルスケルツィ
○プリサイスマシーン
▲コスモシンドラー
△コートマスターピース
△シンボリグラン
△アサクサデンエン
△オレハマッテルゼ

*1:今週騎乗停止になってしまうと、有馬記念でのディープインパクトに乗れない。


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